ベガルタ仙台VS横浜FC

Ura2005-04-02



ホームにて横浜FC戦観戦。
今日は大柴がスタメン入りしていたこともあり、今年一番の攻撃パターンの多さを見せてくれた。
しかも前半のうちに根引が先制点を決めてくれて、こりゃあ、今日は勝てるんじゃないかと思ったのもつかの間。
点を取ったと思ったら、あっという間に点を取り返された。
記録を見たところなんと、一分後に点を取られている。
でも傍目から見ても、それくらい観客も選手も浮かれて集中力を切らしていた。
まだ勝ったわけでもなんでもないのに、コアサポ席が「オーシャンゼリゼ」を歌い始めたときには、小声で口ずさみながらも嫌な予感がしたんだよなあ。
そんなわけで前半は振り出しに戻ったまま終了。


後半は交代なしのまま始まった。
50分に相手DFがクリアしたボールをキーパーが取りこぼし、そこを大柴が押し込んでゴール。
やったやったと喜んでいたら、また一分後に取り返されてガッカリ。
今度はさすがにわたしも「ちょっとは学習してくれ」と苛立ちを感じてしまったが、それでもまだゲームは振り出しに戻ったばかりなのだ、と思っていたら今度は横浜が点を取ってしまった。
その後ベガルタ側もシュウェンクを投入し、オウンゴールを誘っての得点をあげたが、後半ロスタイムにまたもや押し込まれてリードを許したまま試合終了。


今日こそはホームでの勝利を見られると思っていたので、今日の敗北は本当に残念だった。
相変わらずの精神力の弱さ・・・これは一体どうやって改善すればいいのだろう。
前半はゲームのイニシアティブを握っていると思われるときでも、時折選手の集中力が切れているのがわかって、観ていてもはらはらしてしまった。
それが点を取った直後、一番気が緩んでしまったところで顕著に出てしまったのだ。
でもこれは観客にも責任の一端があるんじゃないのかなあ。先制点を取ったことで喜びすぎたきらいがあるような気がする。まだゲームはほんの折り返しに差し掛かっていたところだというのに。わたしもかなり喜んでいたので他人のことは言えないが。
でも3点を(どんな形にせよ)あげているんだし、大柴が入ったことで、攻撃の幅が随分広がったことは事実だ。
攻撃の面から言うと、開幕以降、今日がいちばんベガルタがチームとして完成度が高かったんじゃないかと思う。
あとはシュウェンクではなく中原を控えに入れて欲しい。中原はベガルタには貴重なポストプレーヤーなのだから。
そしてついでに言うと、左SBには冨田ではなく三田なりほかの選手が入るなりして、左SBには是非森川を入れて欲しい。
富田は確かにポテンシャルの高い選手だとは思うけれど、今は一対一でまったく勝てる気がしないし、プレイに余裕がないことは誰が見ても明かだ。
彼はルーキーなのだし、別に無理して今年試合に出し続ける必要はないのじゃないのかなあ。


それにしても、試合のあとに一部のサポーターが選手のバスを囲んだらしいのだが、そういうことが二度と起こらなければいいと思う。
それ以外にも、試合終了後に選手がピッチを周ってサポーターに挨拶していたときに、一人のサポーターが高桑を名指しで罵倒していたらしく、高桑がかなり怒っていた。
あの温厚な高桑がマネージャーの伴野くんやほかのスタッフに止められても尚、向かっていこうとするなんて、よっぽどひどいことを言われたに違いないと思うのだが、そんなことを選手に言うなら試合なんて観にこなければいいのだ。
別に選手は手を抜いているわけじゃないのだから。