みちのくダービー 三回戦

Ura2005-09-04



みちのくダービー三戦目。結果はスコアレスドロー
今回は財前を16試合ぶりにスタメンでトップ下として起用し、彼の特性を活かすために、シルビーニョのワンボランチとしたダイヤモンド型とした。
監督自ら「攻撃型」と呼んだ布陣だったが、試合を観る限り、それほど攻撃的とはいえなかったようだ。
前半はもっぱら山形に押し込まれる形となったが、なんとかDF陣とGK高桑の踏ん張りによって得点を許さなかった。
菅井などは体を張ったディフェンスで山形の選手とぶつかってしまい、なんと流血までしてしまった。
あとから知ったところによると、その時ホッチキスで6針も縫って試合に再び参加したようだ。
メインからはよく見えなかったのだが、スタッフに包帯で頭をぐるぐる巻きにされた姿が本当に痛々しかった。

そんなこんなで後半に折り返し。
後半は少しずつベガルタ寄りの時間が出来るようになるが、相変わらず少ないチャンスを物に出来ない。
財前が良いところにパスを出してもなかなか繋がらないし、大柴の奮闘振りも相手に捕まってなかなか状況を打破できない。
後半も菅井の頑張りぶりは光っており、前半こそはDFラインに吸収されがちだったプレイが目立ったものの、後半になると前に出てドリブル突破しようとしたり、シュートを自ら打つようになった。
しかしシュートはことごとく得点には至らない。
途中、熊谷にかえて清水、村上にかえて秋葉、そして大柴にかえて萬代をそれぞれ投入するが、この交代も遅い上に交代要員を間違えたような格好となり、不発に終わる。


とにかく今日の試合で言えるのは、決定力不足。
そして本来ならば前半だけで運動量が落ちていたバロンをかえるべきところを、大柴をかえたということだ。
大柴はおそらく自分が下げられるとは予想してなかったのだろう。
交代を知らされると憮然とした顔でピッチを出、足元にあった小さなコーンを蹴り上げて更衣室のほうに去っていった。
チームの誰よりも頑張っている選手をああいう形でゲームから下げるんじゃ、観ているこちらもそりゃ納得行かないし、選手本人もそうだろう。
そして、その結果、チームが得点したり勝利するならともかく、監督の狙いはことごとく外れてしまい、スコアレスドローという、仙台にしてみれば殆ど負けにも等しい結果になってしまったのだ。


この敗北を喫したことでJ1昇格は更に遠くなってしまったが、まだシーズンが終わったわけではないし、可能性もなくなったわけではないので、可能性が1%でもある限りは応援し続けるつもり。
次は二試合アウェイが続くので試合観戦は出来ないが、二試合目の草津戦は参戦予定だ。


ああ、それにしても、後半戦に入っても尚、あまり学べてない監督・・・
試合直後にブーイングすることには決して賛同できないけれど、苛立ちを覚えてるのも事実なのだ。
なんとかならないことかなあ・・・