冨澤の渾名が・・・

Ura2005-04-14



午後は宮城県サッカー場までベガルタの練習見学に出かけた。
前回の見学とはうってかわった快晴で、見学日和としか言いようがないほど気持ちの良い午後だった。


紅白戦の前半は、主力メンバーが控え組に押されっぱなしと言う、いつもの悪いパターン。
千葉直樹が怪我で別メニューだったらしく、そこには秋葉が入っていた。熊谷の場所には村上。もっとも、村上はサイドに流れることが多かったかな。
バックラインにも多少の変更があり、右サイドにはわれらが森川がようやく入っていた。そのかわり、三田が控え組にまわり、根引、木谷、富田。
この日はダイヤモンド型をためしていたようで、トップ下には梁が入り、右サイドに関口。そしてトップには大柴、財前。
こんなメンバーで臨んだ前半は、控え組の攻撃を抑えるのにっぱなしで、控え組がゴール前に持ち込んだボールを高桑がはじいてしまい(確か)、そのこぼれたボールをぐだぐだな感じで中原に決められてしまう。
それを見た見学者は「あーあ」というため息をつき、わたしのつい目の前にいた都並は「・・・なんだよ、それ」と愚痴にも似た小さなコメントをしていた。
まあ、前線にボールを運ばれていながら、まったく相手FWをチェック出来てなかったDF陣を見れば、そのコメントもしょうがないとしか言いようがないのかなあ。

ところが後半はうってかわって主力組の面目躍如。
秋葉にかわって冨澤がボランチに入っただけで、チームとしての攻撃力が突然増幅した。
というのは、相変わらず相手に押されてずるずる下がるDFラインを尻目に、冨澤はチャンスがあればどんどん前に上がっていくし、守備における存在感の大きさも目を見張るものがあるのだ。
この彼の攻撃に対する姿勢は、村上や関口に対しても大きく影響しているらしく、後半になると主力組にチャンスが多く訪れるようになる。
そして大柴が前にあげたボールに富田が合わせてゴール。
これでやっと引き分けに持ち込む。

その後も主力組に幾度かチャンスがやってきたが、決めきれずに引き分けのまま終了。
結果だけ見るとそれほど芳しくないが、チームとしての攻撃の形は、少しずつでも着実に改善されているような気がする。


紅白戦のあとは、DF陣は長いクロスをあげる練習、攻撃陣はシュート練習。
それが終わっても、居残りしている選手が多かったかなあ。



ところで練習を見ていて気がついたのだが、選手や都並が時折「カンペイ!」と叫ぶのだ。
「カンペイ」って誰?
などと最初は思っていたのだが、なんとそれは冨澤清太郎のことだった。
カンペイって・・・あの間寛平だよねえ。あー、顔がそういえば似てる、と思ったら、もう可笑しくてしょうがなかった。
しかし、カンペイといい、村上の「ショージ」といい、ベガルタ選手の渾名って一体誰がつけるんだろう?


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