ベガルタ VS 横浜FC  2−1

三ツ沢グラウンドにて横浜FC VS ベガルタ仙台の試合を観戦。
この日は奇しくもカズの移籍前最後の試合だったのだが、観客席からピッチが異様に近い三ツ沢なので、カズが試合中に水を飲みに来ると、わたしの周辺が突如歓喜に湧いていて面白かった。
因みに喜んでいたのは横浜サポーターばかりではなく、近くにいた女の子のベガサポたちもカズがサポーターの声に応えて拍手をするのを見るにつけ、なぜか顔を赤らめていた。
それを見て、カズ好きな妹のために写真を撮ろうとした自分も自分だけれども。


ところで試合は2−1で見事ベガルタの勝利。
前半はベガルタペースで試合をすすめていたものの、DFラインのミスから失点して以来、横浜に完全に押し込まれる時間が続いた。
梁と財前が頻繁なサイドチェンジで攻撃の端を掴もうとするが、それもあまり効果がなかった。
ところが前半終了前に、横浜の選手が二枚目のイエローカードを貰って退場。
これでなんとかベガルタが優勢になるかと思いきや、なんとなく明らかなアドバンテージが感じられないまま前半終了。
さて、後半は早い時間に村上のスーパーシュートが決まってベガルタが同点に追いついた。
村上は得点の前に割にミスが見られたので、心配だったのだが、このシュートは本当に文句なし。
まるでゴールにボールが吸い込まれたかのような、見事なシュートだった。
で、その後財前と大柴が交代。
大柴は入るなり、素晴らしい(そして怖い)コーチングでチームの攻撃陣をがんがん引っ張るだけでなく、いちばん後ろまで下がって守備をするなど、とてもじゃないが怪我をしているとは思えない姿。
その姿にわたしを含めた周囲のベガサポは、とりあえず大柴にボールを集めろとばかり、選手に向かってコーチングをはじめたのだが、その辺に大柴がいかにサポに信頼され愛されているかということが表れてるなあ。
シュウェンクの同点ゴールも勿論、大柴からのパスで生まれた得点だったのだが、返す返すも残念なのは、シュウェンクがそれよりもちょっと前に入れていたゴールが取り消しになったことだ。
あれさえ入っていれば、甲府と同点3位だったんだっけか。



いや、しかし、この試合はすごかった。
なにがすごかったかって、選手全員の勝利に対する意気込みが見られたのだ。
審判の酷さはまあ、置いておくとしても、こういう試合運びが毎試合できれば、ベガルタはきっと昇格するに違いないと、本当に思えてきた。


さて、次節は累積でシルビと財前が出場停止の上、梁と萬代も代表遠征でいないのが心配だが、ホームだし、なんとか勝って次につなげたいものです。