ベガルタ仙台 VS 水戸  3−0

Ura2005-11-23


前半はおそらく想定していた水戸の出方が微妙に違っていたのと、あとは目に見えない恐ろしく強大なプレッシャーの力(と思われる)によって、変なサッカーをしてしまったベガルタ
象徴的だと思ったのは、シルビーニョが中盤でボールを受けた時のこと。
なんでもない場面なのに、彼にしては珍しくパスの出しどころを悩んでいる間に後ろからボールを取られそうになり、慌ててバックパスをしたものの、それをインターセプトされてしまい、些細なミスから致命的な場面になりかかったのだ。
シルビーニョというのは、清水前監督が言ったように、極端にミスの少ない選手なのだ。その彼でさえも、なんでもない場面で大きな過失を犯してしまう。
つまり、それが昇格への目に見えないプレッシャーなのだろうと思った。
ところが、そんなサッカーをしながらも、ベガルタはそのシルビーニョの得点によって息を吹き返し、後半はまるで別のチームを見ているかのような生き生きした姿を見せた。
確かに後半ですら、左サイドががら空きの時間が続いたりと、完璧だったわけではない。
でも妙な勢いが今のベガルタにはついているのも事実。
後半、セットプレーからバロンが1点、そして流れの中から大柴が1点と、久しぶりに二人が得点したのも大きかった。

この日、福岡が徳島と引き分けたことで2位の自動昇格は消えたが、3位の入れ替え戦に勝って昇格するほうがずっと盛り上がるので、3位を確実に狙っていきましょう。