第30節 湘南ベルマーレVSベガルタ仙台 0-3

今日はいよいよ第31節ホームにての鳥栖戦があるわけだが、遅ればせながら、前節の湘南戦はほんとうに素晴らしい試合だった。
前半からチームが一丸となって猛攻を仕掛け、その中でボルジェスの得点があり、後半に入ってからは湘南の攻撃に耐える時間が長かったとは言え、そこはしっかり全員で我慢することが出来た。
またこの試合はセットプレーからの得点が奪えたという点でも良かった。
普段はセットプレーのチャンスを手に入れても、あまり得点の匂いのしない今年の仙台だが、この試合では確かチアゴの蹴ったFKからボルジェスがゴール前でヘディングに競り勝ってゴール。
このところ動きが芳しくなかったうちのストライカーが二点も決めてくれるという面においても、嬉しい展開だった。
そしてそのあとは、更に関口の駄目押しの三点目。
これは右サイドをドリブルで持ち込んで、一瞬空いたスペースで関口が左足を振り抜いての、豪快かつ美しいゴールだった。
前半こそは攻撃に絡んでアピールしていた関口だったが、段々と守備に終われる時間が長くなり、運動量の面で関口を含むチーム全体が辛そうになっていた時間だっただけに、このゴールは値千金といえるゴールだった。


さて、今日はこのように監督も「今季のベストゲーム」と呼ぶ湘南戦の記憶も新しいうちに、チームで同じようなイメージを作れるよう頑張ってほしいところである。
前節湘南に勝ったことで暫定二位になったとは言え、未だ勝ち点は神戸と一緒である。
一度でも敗北すれば、三位どころか四位に転落することも大いにありうるのだ。
まあ、そんなことを言っても、まだまだ順位に目を吊り上げるような時期でもないので、この辺でしっかりベガルタの良い戦い方を言うのを成熟させておく必要があるというのが実のところだ。
今日はそういう段階に一歩でも進めるように、内容、結果ともに充実した戦いを是非とも見たいものである。