ナチョ・リブレ

Ura2006-11-06


だいすきなジャック・ブラック主演映画「ナチョ・リブレ」。
どういうわけか?物語の舞台はメヒコ!しかもジャック・ブラックが喋っているのはスペイン語
とはいえ、幼い頃から覆面レスラーになることを夢見る修道士という役柄はまさにぴったりで、修道士のくせに料理しかさせてもらえなかったり、新しくやってきたシスターをてらいもなくナンパするというのがおかしい。
しかもそのナンパの仕方というのがまたおかしいのだが、「良かったら・・・僕の部屋でトーストでも食べない?」などとのたまうのだ。

しかし、この映画の面白さはなんと言っても、プロレスでタッグのコンビを組むことになる「ヤセ」との出会いから始まる。
出会い始めのヤセは殆ど猿も同然で、人間離れした跳躍力、チップスを盗む時の俊敏さ、真っ黒な歯など、存在自体がそもそも可笑しいのだが、それがプロレスで財力を手に入れるにつれ、歯が白くなっていったりするのが笑える。


全体的にも、ジャック・ブラックが覆面レスラーになったり、試合に出て人気者になったりするくだりなどは文句なしに面白いのだが、どうも毒丸出しのジャック・ブラックがすきなわたしとしては、物足りなかった。
なんとなく、この映画も「スクール・オブ・ロック」の流れだよなあ、と思いつつ、「ハイ・フィデリティ」の毒舌店員だった彼を懐かしく思ってしまう。
そんなことを言いつつも、劇場内で一番げらげら笑ってたのは自分なのだが。