#6 ベガルタ×札幌

昨日のホームにての札幌戦は観戦できず。
それというのも、美輪明宏主演の「双頭の鷲」を観ていたため。
わざわざベガルタの試合にぶつからないようにと、日曜のマチネーを予約していたのに、すっかり裏目に出るという羽目になってしまった。やれやれ。


で、札幌戦は観劇から帰宅してからの録画観戦。
録画を観た印象から言うと、前半はボールがなかなか落ち着かなくて、ベガルタがやりたいサッカーを全然やらせてもらえなかったが、後半はもうずっとベガルタ主導で試合が展開していた感じ。
札幌があれだけ人数をかけて守備を固めても、うちみたいに縦にも横にもポジションチェンジで選手がびゅんびゅん飛び出すようなプレーだと、捕まえきれないのだろう。
結局、そういう攻撃が奏を効して、後半終了10分前に萬代が得点して追いついた感じだ。


それにしても、あの萬代のシュートはほんとうにすばらしかった。
まあ、中盤で粘ってボールをパスした永井がすごかったのは言うまでもないが、パスを受けた萬代がワンタッチで右足にボールを持ち替え、すぐに足で振りぬいたのはやはりすごい。
スカパー解説者も「ストライカーらしい得点」と褒めていた。
よかったよかった。


そのあともベガルタは攻撃の手をまったく緩めなかったが、スコアは結局1-1で引き分けに終わった。
でもまあ、見ごたえ十分の面白い試合だったし、スタジアムに行った人は緊張感の中での質の高いゲームを楽しんだのじゃないかと思う。


それにしても、後半のベガルタ
CBの木谷、白井までもが札幌陣内に入って、殆ど全員で猛攻をかけるというあの試合運び。
望月監督が日ごろから言っている、「リスクマネジメント」という意味がよくわかった試合だった。
当然のことだが、リスクを冒さなければ得点することは出来ない。
しかし、リスクを冒す上で、そのリスクを最小限に抑えるということも、当然だが必要なことだ。
そういうことを監督は常に会見で言ってきたわけだが、今日の試合はそれがうまい形で機能したことによって、戦術の存在意義を証明して見せたことになった。


さて次はまたまた水曜日にすぐ試合がやってくる。
次もきっちり勝って、札幌以下を引き離しちゃいましょう。