ベガルタ仙台×横浜FC

Ura2008-06-11


今日はホーム、ユアスタにての横浜FC戦。
わがベガルタは、FWに中島ではなく、平瀬と中原の2トップを起用。
それ以外は前節(というか、前々節)と変わらず。


試合結果は2−0で一見快勝したようだが、実はかなーりのぐだぐだな内容だった。
前半の立ち上がりは横浜、ベガルタともに中盤でボールの奪い合い。
と言うと、なんだか聞こえがいいが、どちらも相手の様子を窺いながらの探りあいというのが実際のところじゃないだろうか。
それでも徐々にベガルタ側は主導権を握り、24分には左サイドにいた関口からのパスを受けて平瀬が得点する。
これでベガルタは少し気が楽になり、自由に攻撃を組み立て始め、SBの田村が前線の攻撃に顔を出し始めたり、関口と梁のポジションチェンジなども見られ始めた。


ところが後半。
立ち上がりから横浜のペースで試合が展開する。
横浜FCは後半頭からカズを投入。カズは真っ赤な顔で他の選手たちを叱咤、鼓舞し、まさにピッチ上の監督の様相。
その甲斐あってか、横浜は前線にどんどんボールを入れ、サイド攻撃などを繰り返すが、林のファインセーブで事なきを得ること数度。
あとはなんというか、仙台も足が止まりながらも、ぎりぎりの守備をしていたからだろうか。
とはいえ、後半は前半に良かった箇所がすっかり消えてしまい、防戦一方な上、プレスはゆるくなるは、足は止まるはで、いつ失点してもおかしくない状態だった。
そんな中、左側に流れた梁からの大きなクロスが中央にいた横浜FCディフェンダーの頭をことごとく越え、右側に上がっていたSBの!田村の頭上に落ちた。
そこを田村がうまくヘッドでゴールに落とし、バウンドしたボールがネットを揺らし、二点目を得点。

これでようやく楽になるかなー、と思ったのも束の間、その後もベガルタ側は勝っているチームとは思えないギリギリ、どたばたの守備を続けたが、横浜のミスや主審のわけのわからないジャッジに助けられ、勝利をつかむことが出来た。

はっきり言って、二点差で勝ってる試合とは思えないような内容だったが、今日は勝つことが最重要事だったので、勝ち点3を得たことは評価に値すると思う。
これで上り調子のまま、ダービーに挑むことが出来るというものだ。


ちなみに試合後、選手たちが突然25番をつけたシャツを着始め、全員でセンターサークルのあたりで円陣を組み、手を繋いだままくるくる回って、最後には繋いだままの両手を大きく上げたままジャンプしていた。
これは言うまでもなく全治三ヶ月の怪我をした25番、菅井直樹のためのパフォーマンスだ。
選手たちがサポーターの挨拶に回っている途中、メイン席の下にいた菅井を岡山が無理やり引きずり出し、またもや無理やり25番のシャツを着せて、一緒に挨拶まわりをさせていたのもよかった。
菅井が早く怪我を治して、また得点しまくってくれるといいなあ。
でもそれまではとりあえず、今いる選手たちにお任せ。

で、そんな感じで、今週末は山形でダービー。
もちろんわたしも「準ホーム」の試合なので、参戦予定。
山形に勝ってもまだ順位はひっくり返せないけど、とりあえずダービーは勝って、次につなげましょう。