ベガルタの試合を初めてアウェイまで遠征して観戦してきた。
山形くんだりまで出かけるということで、試合開始が3時半なのにも関わらず、張り切って11時に出発したのだが、予想に大きく反して、12時半には天童市に着いてしまった。
ところが初めての土地だし事前に何も調べてないしということで天童市では食事をしたいような場所が見つからなかったため、山形まで戻って蕎麦を食べることに。
蕎麦を食べて天童まで戻っても充分な時間が・・・と思っていたのだが、国道13号線の山形ビッグ・ウィング(スタジアム)が目と鼻の先というところで渋滞に巻き込まれ、結局数百メートルを進むのに一時間近くかかってしまい、キックオフには間に合わず終い。
しかし、ようやくのことで駐車場に車を止めてスタジアムまで小走りで向かうと、見渡す限り、黄色、黄色、黄色ばかり。
こりゃあ、仙台の人が山形を「準ホーム」って呼ぶわけだよ、などと思いつつ、早速サポーターの波に入り、後は90分ずっと立ちっぱなし。なにしろ、入場した時点で空席など見当たらないのだ。目に付いたその辺にさっさと陣取り、あとは立ったまま応援することになったのだが、遅ればせながら、ようやくコア・サポと呼ばれる過激なサポーターの皆様の気持ちがわかりました。いや、楽しい楽しい。
ホームではSSの席に座っているため、コア・サポーターの歌声が微妙に反響して、詳しい歌詞などもよくわからなかったのだが、今回はすぐ傍で聞くことが出来たので、色々と覚えて帰ってきました。
そして山形の選手が試合途中で倒れた時、どこからとなく、「起きろ、起きろ」というコールが沸き起こったのが笑えた。

ところで試合結果はというと、結局0-0で引分けのまま終了。
しかし後半は良い攻撃の形を何階も作ることが出来て、とてもよかった。全然負ける気がしない試合だったのはなにも、仙台からはるばる遠征してきた数千人のサポーターのせいばかりじゃあるまい。ようやくチーム全体が機能し始めている。
でも後半にFW萬代がゴール前で相手のファールを受けて転倒したところで審判に笛が鳴り、「PKだ!」と喜んでいたところ、萬代に対するレッドが出たのには驚いた。何も見えてないのか、あの審判は!
結局仙台サポーターのブーイングや選手の抗議もむなしく、その後20分は萬代が抜けた9人で試合を進めることになってしまった。
そういうことを色々考えると、いくらホームに限りなく近いスタンド状態だったとはいえ、アウェイの試合にしては上出来の試合だったのじゃないかと思う。
だって観客総数2万人超えですよ。ありえなさすぎ。仙台スタジアムだって1万9千ちょいしか入らないというのに(それは席が1万9千だからなんですが)。
山形側は後先のことを何も考えずにチケットを売りまくったっぽかった。立ち見がむちゃくちゃ出てたもんなあ。

因みに、帰りはスタジアムから出るのに大渋滞が容易に予想されたので、試合が終わるや否や、友人と駐車場まで走って車に乗り込み、急いで駐車場を後にしたので渋滞には巻き込まれることなく帰ることが出来た。
90分立ちっぱなしで試合を見ていた時はまったく疲れなんて感じなかったのに、スタジアムから駐車場まで走ったことで息切れがしてしまった。中学の時のマラソン大会のことが脳裏をよぎったもんなあ。やれやれ。

でもその疲れの甲斐あって、その後すぐ高速にのって仙台に帰ったため、一時間後には仙台に着いた。
わたしも友人も騒ぎすぎたせいか、胸がいっぱいなのか、まったくお腹が空いていなかったので、その後は食事ではなくお茶を済ませてからそれぞれ帰路につくことにした。
いや、アウェイでもすっごく楽しい試合観戦だった。黄色い服を着ることでいっそう高揚感が盛り上がることも証明されました、因みに。