家を離れると、自分の新陳代謝の激しさを如実に実感することが多い。
というのは、わたしはただでさえ新陳代謝が人より激しいらしく、普段からあまり太ったりすることがないのだが、実家を離れると車に乗らなくなるので、生活しているだけで体重が減っていくような気がする。というか、車がないと歩く距離が極端に長くなるということもあるのだが。
そしておかしなことだが、家から離れていると食べる量が減る。
普段は胃が小さいので、一日に大体五食くらいは食べるのだが、それが三食くらいに減る上、一回に食べる量も微妙に少なくなっているような気がする。書いていて今はたと思ったのだが、なんだろうこれは、犬に会えないストレスだろうか。
ともかくそういうわけで、最近本屋に行くとダイエット特集の雑誌をものすごく頻繁に目にするのだが、わたしに言わせれば、痩せたいなら旅行である。
旅行に行くと歩く距離が恐ろしく増えるので、毎日これでもかというくらい食べても全然太らない。太るどころか、ちゃんと体重が減っていく。
そういうことを言うと、新陳代謝がわたしよりも劣っているらしい妹などは変な顔をするのだが、勿論いちばんのポイントは歩くということだ。旅行に行くと、わたしは多分大抵の人が考える三倍くらいは軽く歩く。
そして歩くことによって、旅行先の地理を頭に入れることが出来る。だから、一石二鳥、いや三鳥くらいなのである。

とまあ、なぜそんなことを考え始めたのかというと、今日実はジーンズ屋に行ったのだが、同行の妹がどうやらここ数ヶ月の間にちょっぴり太ってしまったらしく、穿くジーンズ、ジーンズのサイズが合わなくて悩んでいたのだ。
それを見るにつけて、サイズの合うジーンズを買うよりも、体を絞るほうが早いのでは?と思ったのだ。

因みにそこのジーンズ屋はむちゃくちゃ親切で、店員が在庫の確認などをしている間、椅子に座って待っていたのだが、そこにエビアンのボトルをわたしと連れに一本ずつくれたのだ。
お茶を出してくれたりするのは、美容院などでは結構普通にあることだが、ボトル入りの水を貰ったのは初めてのことだったので驚いたが、湿度の高い日だったので嬉しかった。
余談だが、そのジーンズ屋というのは素敵なジーンズを作っているフルカウントでした。

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