久しぶりに大学の学食に行ってお昼を食べた。
同じ大学出身者の人にしかわかるまいが、大学生の頃は学食に行くと決まってタンツーという料理を食べたものだが、このタンツーという言葉が正確にはなにを指しているのか、そしてそれは何語の言葉なのかということは今もってまったくの謎である。
ところが、これがまたやけに後を引く美味さで、学食に出向くと必ずと言ってよいほどこれを食したものだった。
因みにそれがどのような料理なのかというと、鶏のから揚げをトマトソースで煮たようなもの、という感じだろうか。トマトソースはほのかに甘酸っぱいので、おそらく酢が入っていると思われる。でも学食で出るくらいなので、おそらく手の込んだものでは絶対にないだろう。
どう考えても毎回つい注文してしまうほどの料理ではないように思うのだが、ついつい食指が動いてしまう。
そんなタンツーなのだが、今日も張り切って注文しようとしたところ、生憎メニューに載っていなかったのでなんとなく気落ちしてしまった。我ながら馬鹿馬鹿しいのだが。

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