早起きして千葉くんだりまで弟の家に行き、ポルトガルVSイングランド戦の録画を観て来た。
いやあ、すごい試合だった。
巷ではどうやらベッカムがPKを外したことばかりが話題の中心になっているようだけど、あんな素晴らしい試合をしたらPKを外そうがなにしようが、あんまり大したことはないんじゃないだろうか。ポルトガル側だって、あのルイコスタがPKを外したわけだし。
でも、この試合はほんとうに最初から最後まで見ごたえたっぷり。
そして一ついえるのは、前半の早い時間にイングランドルーニーが怪我で交代してくれたのが、ポルトガルにはほんとうにありがたかったということだ。
イングランドのトップがオーウェン1枚になったことでポルトガルの守備はかなりやりやすくなっただろうし、その分攻撃に集中できただろうからなあ。

そして、スコラーニ監督の采配はほんとうに素晴らしかった。実際のところは当たるも八卦、当たらぬも八卦みたいなところが多かったのじゃないかと思うのだが、後半まだイングランドにリードされている時点でフィーゴを下げたのは、ものすごい決断だと思う。なにしろ、フィーゴの調子はよかったのだから。
でも結果から言うと、フィーゴの代わりに入ったポスティガがその後すぐに点を入れているし、後半から同じく入ったルイコスタも延長の後半で素晴らしいミドルシュートを放っている。
あそこで調子絶不調だったルイコスタを投入するのだって、結構なことだよなあ。

因みに、ポルトガルのGKリカルドは、PKサドンデスでイングランドのシュートを止めた直後、自らがキッカーに名乗りを上げ、しかもしっかりボールをゴールに叩き込んだ。
それまでは真面目な人にしか見えなかったのだけれど、かなりの目立ちたがり屋さんだったのが面白かった。
もうこれからは、目立ちたがり屋リカルド、って見るたびに思うんだろうな。

しかし、こんなにものすごい試合を地上波で放送しないなんて、一体どういうことなんだろう。
サッカー好きじゃない人が唯一知っている、そしてすきなベッカムさまが、もうこれ以降は見られないというのに。
そしてダイジェストなんかでは全然その見応え感が伝わらない試合なんだから、ちゃんと全部、地上波流すべきだ。