「ピンクパンサー5」★★★★☆

ピーター・セラーズの、つまり、クルーゾーの出てこないピンクパンサーだった。
その代わりと言ってはなんだが、ピンクパンサーという巨大なピンクダイヤモンドを狙う稀代の泥棒ファントムが再び登場したり、失踪したクルーゾーを探す目的でアメリカからやって来たNYの警察官などが出てくる。
アメリカ人の警察官がいくらクルーゾー似のドジだったところで、クルーゾー自身が出てくるわけではないので、ドタバタ度はいつもよりも格段に下がるが、ピンクパンサー的話の展開は相変わらずだ。

とは言っても、やはりピーター・セラーズのいないピンクパンサーはなんとなく締まらない。
最後にクルーゾーが出てきたので、ようやくちらっとでも楽しめるのかと思いきや、なんとクルーゾーは整形してしまっており、その整形後の顔があの有名過ぎる俳優のものだったのだ!
つまり、あの有名過ぎる007俳優がクルーゾーを演じているのだが、これはこれで楽しい。そもそも、こんなコラボ?を見ることなんて、今後二度とないだろうし。(しかもこの人はもう鬼籍の人だし)

どっちにしても、ピーター・セラーズの出て来ないピンクパンサーは残念だった。ビデオ屋のレベル付けにまず文句を言いたい。

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