ベガルタ、ゴール！

14時から鳥栖戦。
前節に続いて、もう絶対に一試合も落とせない崖っ淵ベガルタ。

前半は嘗てこれほど集中力の高いベガルタの試合を見たことがあるだろうかというような雰囲気で試合が展開し、
10分には梁のCKからゴッツェのヘディングで先制点を入れる。
その後もチャンスが続くが決めきれないまま、熱さとじりつく太陽に選手たちの脚が止まってしまう。
この最悪の雰囲気を打開したのがDFの森川。
DFなのに最終ラインからボールを持ったまま駆け上がり、確かたったひとりでシュートまで持っていったと思う。
この時スタンドから上がった歓声と言ったら！割れんばかりの拓巳コール。
これを期にベガルタは一気に生気を吹き込まれたように動き始めた。
でも前半は1-0で終了。


後半は転じて、攻めてくる鳥栖をやり過ごすだけという守備一辺倒の試合展開。ついには鳥栖に1点を入れられてしまう。
その後もピンチが続いたが、萬代、村上、熊谷が次々投入されたことにより流れが変わり、79分には村上のパスを受けた萬代が巧みなポストプレイの後に寿人にボールを繋ぎ、そこでヘディングシュート。
ゴールの後もやや危なげな場面があったりもしたが、無事1点差を守り抜いて後半終了。

前半ベガルタの動きがあまりにも良かったので、こりゃあ5-0くらいで勝つかもなどと思っていたが、調子の良い時に決めきれないという悪い癖が出てしまったのが痛かった。
前半と後半戦っているのが同じチームとは信じがたいくらいほど、後半のベガルタは良くなかったなあ。
でも個人的には今日のシステムはすきだ。
というのは、中田洋介が右サイドに入ることによって財前が攻撃に集中できるというのが一つ。（今日はFW登録だった！）
勿論、前3人（大柴、寿人、財前）には高さが欠けているし、右サイドから精度の高いクロスがあまりあがらないという欠点があるのは否めないけれど。

しかし、今日の試合は森川の功績によるところが大きいなあ。
彼が今日のホームMVPになったのは当然だと思う。
前半チームのムードを一瞬でひっくり返した上、後半もそうやって選手たちを鼓舞している部分が多かった。
ほんとうに最近の森川はすばらしい。
因みに昨日練習を見に行った時の彼は、上下PUMAを着ていました。
寿人、梁と続いて、森川もPUMAファンなのだろうか。
わたしもディレクターにニール・バレットが就任してからこっち、PUMAがすきですきでたまりません。関係ないけど。
なにはともあれ、勝ち点3を取ることが出来て、ほんとうに嬉しい。
次節も絶対に勝って欲しい！