J1昇格絶望的だろうがなんだろうが

Ura2004-10-02


14時からベガルタVS福岡戦。
今シーズン初めての宮城スタジアムでの試合だ。


前半はベガルタ側に良いところが全く無い試合展開で、福岡側にいいようにボールを回されるが、
守備をふんばった甲斐あって、0-0で折り返し。
ところが後半に入って10分近く。
相手陣地のペナルティーエリア内で村上が相手選手へのファールを取られ、なんとPKに。
今更言ってもしょうがないことだけど、村上がファールしたかどうかはともかくとしても、カードの出るようなプレイでは決して無かったのにPKだなんて。
そして、このPKで先制点を取られた。

その後、ベガルタは67分にシルビーニョの直接FK。このボールを相手GKがはじいたところを村上が押し込んで同点。
ところがこの辺からどんどん審判のジャッジがむちゃくちゃになってくる。
こんなこと今更言ってもしょうがない事なのかもしれないが、福岡の選手がファールを受けたわけでもないのにグラウンドをゴロゴロ転がってシュミレーションを試み始め、それを審判がいちいちベガルタ側のファールとして取り始めた。
一方で、ベガルタ側が受けている福岡のファールは全く取ってくれない。
これは一体どういうことなのか。
そんな状況の中、73分にベガルタのDFの一瞬気の抜けたところに、相手の追加点が決まってしまう。

その後も、ベガルタの死に物狂いの猛攻にも関わらず、最後まで追いつくことが出来ずに、2-1で負けてしまった。
しかし、審判のあまりのレベルの低さに、試合後のスタンドからは審判への非難の声が上がり、それはやがてコールになり、なかなか止まなかった。
審判退場時には、ベガルタ側の選手が泣きそうな顔で主審に食って掛かり、それはスタッフによって制止されたが、恐らくサポーターは彼と気持ちを同じくしていたと思う。
わたしだって、この選手が出場停止になる恐れが無かったら、きっとその行為を奨励するような言葉すらかけていたかもしれない。
それどころか、わたしだってあの選手以上に怒っていたのだから、状況が違っていれば、同じようなことをしてかもしれないとすら思う。

選手たちがピッチを一周してスタジアムを出て行くとき、丁度メインスタンドの席にいたわたし達の目下を通って行ったのだが、その一人一人がうつむき、時には真っ赤な顔をして、肩をすっかり落として歩いていた。
あの姿はきっとずっと忘れられないと思う。




この先天皇杯が入るので、ほんのわずかだけれど、選手は体を休めることが出来る。頭も切り替えることが出来る。
うまくいけば、10月16日の湘南戦、もしくはその次の川崎戦くらいには、財前の脚が間に合うかもしれない。それは希望的観測かもしれないけれど。
確かにJ1昇格はもう絶望的かもしれないけれど、まだ残り7試合残っているし、がんばろうと思う。
アウェイ観戦にも行くし、ファン感も行く予定。
そしてJ1に昇格しなかろうがなんだろうが、来年も変わらずに応援しようと思います。

    • -


アーセナルの監督、ベンゲルの「勝者のビジョン」を読了。
はー、なるほど、監督って言うのはやっぱり大変なんだな、と実感した。