伊勢丹ラブ/

Ura2004-10-19


雨、雨、雨。また雨だよ、しかも台風だよ、と思ってふと足元を見ると、ブーツの脇部分のレザーがびりっと見事に破けていた。
ああ、いつかこんな日が来るのじゃないかと思っていた程、ヘビーユーズにヘビーユーズを重ねていたものの、いざこの日がやって来ると、あまりのショックに口が利けなくなるほどだった。

このブーツとの出会いは三年前のフィレンツェ
履いていったお気に入りの靴がフィレンツェの石畳で駄目になるのを恐れて、急遽靴を買おうと靴屋に飛び込んだところ、予想外に素敵なポインテッド・トウのこのブーツが見つかり、即購入したのだ。
なにしろ、時は1ユーロ100円ちょいという素敵なご時世。
そりゃ、買うに決まっている。
このブーツだけじゃなくて、ほかにもこれでもかというくらい買い倒した。
確かラ・ペルラの下着も、この旅行中に初めて買ったような気がする。
まあ、そんなことはどうでもいいのですが。

そんなわけで、イタリアの空の下で運命の出会いを果たしてからと言うもの、かなりしょっちゅう履いていたこともあり、壊れてしまったことになんら文句を言える筋合いではありませんが、明日は雨だろうが台風だろうが、この靴を修理に出しに行こうと思います。
ほかに履く靴がないっていうわけでもないのだが、いちばんのお気に入りはやっぱりこれなんだよなあ。
でも修理から戻ってきたら、なるべく大事に履こうと心に誓おうと思います。


ちなみに、このブーツの前は、週末にロレックスのベルトの金具がぶちっと切れた。
買い物中のアクシデントだったのだが、ベルト部分だったので、落ち着き払って伊勢丹の時計売り場に持っていったところ、無料で直してくれた。
ラッキーと思いつつ、それ以来、再び愛用しています。
毎日腕時計を着用しているわたしにとって、携帯電話を時計がわりにするのは、なんとも心もとない不安なことなのです。二三日腕時計を着用してないことで気づいたけれど。


それにしても、最近立て続けにいろんなものが壊れるなあ。
先日修理に出したジョーズジーンズもそういえば、まだ直ってこないし。
あ、でもこれはメーカーから直接うちに送られてくるらしい。
時計といいジーンズといい、伊勢丹は親切だなあ。
伊勢丹ラブ。


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