ナビスコ杯の死闘


ナビスコ杯の決勝戦FC東京VS浦和レッズはリアルタイムでしっかり観ました。
多分、浦和が3−1くらいで勝つのではと思っていたら、全然違った。
リーグ戦で広島相手にちんたらやってたチームとは思えないほど、集中力の切れない、素晴らしい守備を見せてくれた東京。
なにしろ、前半の早い時間にDFのジャーンをイエロー二枚の退場で失いながら、すぐにチームを建て直し、そればかりか、数の上での不利をその後も殆ど感じさせなかったのだ。
それに引き換え、カウンター狙いという戦術でギリギリ東京にプレッシャーをかけつつ、チャンスを最後でものにしきれない浦和。
とは言え、各選手の個人技という点においては浦和が東京を圧倒的に上回っていたのは言うまでもなく、特に今日は長谷部というすごい精度のパスを出せる選手を発見したのでかなり満足。
あ、遅すぎですか?


ジダンは確か、98年のフランスワールド杯の準決勝のイタリア戦で、PK戦にて勝負が決まることについて、「ルーレットで勝負が決まってしまうなんて」という名言を残していたが、ナビスコの決勝戦もPKで勝利を決することとなった。
とは言え、PKの前に既に延長前後半30分を戦っている選手たちなのだ。PKで勝とうが負けようが、観ている側としては、ただただ拍手をおくるほかないという、ほんとうに素晴らしい試合だった。

しかし、わがベガルタ天皇杯の四回戦でこのFC東京と当たるんだよなあ。困るなあ。
タイトルを取ってしまった今、なんとなく勢いに乗ってしまいそうな雰囲気濃厚。