ダ・ヴィンチ・コード  ダン・ブラウン著

Ura2005-01-14



ここ二日で「ダ・ヴィンチ・コード」読了。
面白すぎてページを繰る手が止まらなかった。一度などは、風呂場で二時間も読み続けたほどだ。
そもそもわたしはベストセラーというものを全然信用してないので、滅多にに手に取らないことにしているのだが、これはほんとうに面白い。
そもそもルーヴル美術館の館長が何者かによって暗殺される場面から物語が始まるところからして、好奇心をそそるではないか。
しかもその館長が一筋罠では行かない頭脳の持ち主で、 自分が死んでも、自分が守り続けた謎が外部にそれとなく伝わるよう仕掛けをしてから死んでいくのだ。
そしてその謎というのは、キリスト教の存在自体を根本から揺るがすほどの大きなものであるというのも興味深い。
浅学のわたしはこの「謎」について、これまでまったく知らなかったのだが、こんなことが事実だとは、今でも驚きとしか言いようがない。

とにかく、ここまでエキサイティングな本は、ここしばらく読んだことがなかったので、つい夢中になってしまった。
この本が世界で何千万部も売れているというのも、まったく頷ける話だ。
ミステリーとしてはやや平凡で安易なところがあったのは残念だったが、そんなのどうってことないではないかと思わせるほど啓蒙されてしまった。
キリスト教について、もっと知っておかなくちゃ。


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