ダルタニヤン物語 「剣よさらば」  アレクサンドル・デュマ著

この巻をもって、ダルタニヤンの長い長い旅と冒険が終わる。
最終巻だけあって、老いた三銃士とダルタニヤンは人生の終わりに起こり得る、ありとあらゆる辛苦を経験することになる。
なにもルイ13世の御世にあれほど貢献した巨人達を、これほど苦しめることもなかろうと思うが、著者の筆は「三銃士」の頃よりもはるかに円熟され、殆ど本を読んでいるということも忘れそうなほどである。
こういう素晴らしいシリーズを全部読めるなんて、ビバ・暇!という感じがするなあ。


ダルタニャン物語 全11巻

ダルタニャン物語 全11巻