ベガルタ仙台VS徳島ヴォルティス 1-0

今日はホームでの徳島戦。
ここまで二連勝してきた上、今日は首位の柏が試合がない、しかも二位横浜FCが開幕以来はじめて負けたというので、しっかり勝って首位までの勝ち点差を詰めておきたいところ。


前半はベガルタがしっかりゲームの主導権を握ってコントロールしていたが、何度もチャンスを作り出すものの、最後のところでどうにも得点に至らない。
特に今日はボルジェスのシュートがゴールに嫌われたという感が強かった。
ボルジェスにはマークが執拗についていたこともあって、随分とやり辛そうではあったので、どうにか得点させたいと思っていたのだが、結局得点には至らず。
それでも前半は何度が良いチャンスを作って終えることが出来た。
ひとつ気になったのは、ボルジェスが相手DF?とぶつかって頭を押さえていたのだが、その後ピッチの外のスタッフたちと話し合っている間、鼻や頭をしきりに押さえていた。
結局その時点では、前半終了までほんの数分ということで、そのままプレー続行となったのだが、後半は頭から萬代と交代してきた。


後半は、ボルジェスのかわりに萬代が入ったのだが、今日の萬代は動きこそいいものの、なかなかチャンスを活かしきれず、惜しい場面が何度もあった。
特にロペスから良いところに出たスルーパス(だっけかなあ?)は決定的で、今度こそゴールかと思ったが、ゴールの右脇へとそれてしまった。
こういうシュートが萬代以外にも、ロペスやチアゴなどにも見られて残念だった。
こういう決定的なチャンスを生かせれば、1-0などではなく、4-0、5-0くらいで勝てた試合だったと思うが、実際はそれほど楽な試合ではなかったというのが実感だ。
前半はベガルタが良いように試合を展開させたのだが、後半になると一転ベガルタの動きが前半ほど良くなかったような気がする。
対する徳島のほうは、同じように守備からカウンターという風にゴールを狙っていた。
こういう我慢が必要になるゲームを無失点に抑えたのは、ベガルタの守備が安定している証拠なのではないかと思うが、それでもまったく危なげないゲームというわけではなかったので、その辺をこの先も修正していければいいと思う。

そんなわけで、後半後手に回ることが多くなったベガルタだが、73分チアゴが一人で中盤からドリブルで持ち込み、シュートしたのだがGKに阻まれ、そこでこぼれたボールを梁勇基が押し込んで得点となった。


結局この一点が決勝点となり、ベガルタは貴重な勝ち点3を積み重ね、暫定二位に浮上することとなった。
今日は一日が誕生日だったロペスのゴールが観られなくて残念だったが、ロペスは勝ったことがそれよりも嬉しかったようで、ゴール後の梁に抱きつき、そのまましばらく抱っこしていたほどだ。
あの笑顔だけを見ると、なんだかロペス自身がゴールしたかのような喜びようだった。


試合後、選手たちがピッチを周り、挨拶をしている時、コアサポゾーンに来ると、スタンドからロペスダンス用のアフロウィッグが幾つもピッチ上に投げられ、そこにいた選手たち全員がアフロウィッグをかぶり、目の前のサポーターたちとロペスダンスを披露することとなった。
わたしはメイン席にいたので、残念ながら近くで彼らの姿を見ることは出来なかったが、その後、MVPと敢闘賞をそれぞれ取った梁とチアゴがピッチを周っていると、アフロウィッグを持っていくようにと言いつけられた萬代がすかさず走って梁たちの元へかつらを届け、そこで二人してかつらをかぶっていたのが受けた。
しかも、そこで歌ったのは、今度はチアゴの「たっぷりチアゴ」だ。
彼らはメインのところに来るまでずっとかつらをかぶったままだったので、こちらはしっかり見ることが出来た。
因みに今日はロペスの誕生日後初の試合ということで、梁・チアゴの挨拶が終る頃に、突然ハッピーバースデーの歌が湧き起こった。
そこで帰ろうとしていたロペスが再び姿を現し、ありがとうというように、ロペスダンスをもう一度披露して帰っていった。
こういう試合後のことをいちいち考えてみるにつけ、今年のチームはほんとうに仲が良くて、ほんとうに家族という感じだな、と思う。


それにしても、ボルジェスの怪我がなんでもないといいなあ、と願って止まない。
試合後の監督の話によると、どうやら病院で検査を受けているらしいが、ほんとうになんでもないといい。
そして、肉離れをして、たったの一週間で復帰した菅井はといえば、どう見ても怪我明けの選手とは見えない動きだった。
とは言え、まだまだ本調子ではないと思うので、無理をせずに回復をはかって欲しい。


さて、次節は国立にてヴェルディ戦となる。
国立には生憎行けないのだが、次もしっかり勝って首位奪還を目指したいと思う。