スペイン VS ウクライナ 4-0

このところ、買ったばかりのDVDプレーヤーで録画失敗することが多いので、度々観れない試合があってがっかりするのだが、スペインVSウクライナ戦はリアルタイムでしっかりチェック。


それにしてもスペイン。
これまでは「無敵艦隊」などと呼ばれつつも、「永遠の優勝候補」などという揶揄したような呼び名で称されることもあるように、W杯本選ではなかなか結果が残せなかった。
ところが、今回のスペインはほんとうに強い。

対するウクライナの寄せがゆるいため、中盤からどんどんパスを繋いでゴール前まで顔を出し、シュートまで持っていくスペインのサッカーは、観ていてほんとうに楽しかった。
ウクライナはしかし、前半2-0にされたのはしょうがないとしても、後半そうそうにCBの選手に一発レッドが出たのは痛かった。
後半の頭から二人の交代をしてきて、前半よりも速いサッカーが出来そうな気配があっただけにほんとうに残念。
あそこで人数が減らなければ、後半もうちょっと拮抗とまでは行かないまでも、面白い戦い方が出来たのじゃないかなと思う。


とは言え、やっぱりスペインの強さが圧倒的だったとしか言いようがなかったこの一戦。
ラウールが怪我明けということでベンチスタート、しかもモリエンテスグティもいないのに、ここまで強いなんて、スペインは世代交代がうまく出来てるのだなあ。
それと、有名な選手をベンチに座らせることが出来る監督の決断も大きいと思う。
簡単なようで、この決断はなかなか出来るものではなく、そのせいでチームのバランスが悪くなっているということは往々にしてあるのだ。

今回フランスなんかは、シセが故障というのも大きいけど、チーム全体としてのバランスが悪くて、全然アンリが活きてなかったし、良くなかった。
大体、なぜトレゼゲが出なかったのかもよくわからない。
しかもその結果がスイスと引き分けるという体たらく。


話がそれたが、まあ、そんなわけでスペインは4-0でウクライナに圧勝した。

CBのパブロとプジョルの堅守で危ない場面は少なかったし、ほんとうに良い試合だった。
観ていてウクライナに一点くらい取らせたいと思ったほどだ。
特にこの試合では、シェフチェンコの良さを殆ど見られなくて残念だった。
一度後半の最後のほうで、大きなチャンスを作ったが、生憎シュートまでは持ち込めなかった。


ああ、それにしても、今回のW杯はそれほど面白い試合が観られてなかったので、今日の試合が観られて良かった。
こういう試合が続くといいなあ。
なにしろ、クロアチアとたいしたブラジルにしても、なんだかんだ結構手堅い試合展開をしていたしね。