#46 水戸ホーリーホック VS ベガルタ仙台

今日は笠松までアウェイにての水戸VSベガルタ戦を観に行ってきた。
今年水戸戦はここまで三戦三勝。
その上、水戸はここしばらく勝利から遠ざかるどころか、連敗に連敗を重ねているという状況。
ここはきっちり勝ち点3を手にして仙台に帰りたい、と思っていたのだが、そんな簡単なわけにはいかず、結局は両者スコアレスの引き分けとなってしまった。


そもそも、今日の試合は前半がほんとうに酷かった。
こんな試合はかつて見たことが無いというほど酷かった前半は、まず攻撃と守備の連動がまったく出来ておらず、ルースボールは拾えないし、味方がボールを持ってもパスが足元に来るのを待っているだけで全然動かない。そしてボールを持ってもすぐに取られるという体たらく。
水戸が予想以上に引いた形から入ってきたので、もともとスペースも少なかったのだが、そういう状況で味方が動かなければパスの出しどころがないのは当たり前のことなのだが、そこで相手DFをひきつける動きをするでもなく、ボールを持っている選手も無駄にバックパスを続けるのみ。
見ていてほんとうに辛い時間が続いた。


後半は頭からロペスにかえて中島が入ったことで、前線で裏を狙う動きが増え、随分と攻撃が活性化された。
中島だけでもおそらく、立ち上がりからしばらくの間で四本くらいのシュートを打っていると思う。しかしこのシュートはゴールには入らず。
中島以外の交代も、富田、チアゴが投入され、更にボールをまわしての攻撃がうまく行き始めたが、どうも最後のところで水戸の守備を崩すことが出来ない。
結局この決定力の足りなさが祟り、徳島戦に続いて今日も引き分けることとなってしまった。


今日の試合を観ての正直な感想は、第四クールまで来て下位相手にこういう試合しか出来ないのか、という失望が大きいというのがほんとうのところだ。
試合を観ていていちばん辛いのは、相手チームの出来が良いわけでは決してなく、仙台の出気がものすごく悪いことで自滅しているということだ。
公平に見て、あらゆる面において水戸よりも仙台のほうが勝っているのに、それでもたった一点が奪えないというのは、やはりメンタリティの問題なのだろう。
今日引き分けたことによって、昇格からはさらに遠ざかるという結果になってしまったが、選手たちには来年の飛躍のためにも、残りの試合できっちり次に繋がるような戦いを見せて欲しいと思う。
そしてもしも運が良ければ、あるいは今年もう一度くらいチャンスを掴むことが出来るかもしれない。
とにかく、最終節までは希望を捨てずに応援するのみ。