#27 みちのくダービー最終戦 0-0

今年最後のダービーはスコアレスドローで終了。
試合内容、結果ともにがっくりしてしまい、なんとなくそれについて書けないまま時間が過ぎていたのだが、今週末には否が応でも天皇杯の試合がやってくるし、とりあえずその前にメモ程度のことは記しておこう。
まず言いたいのは、山形は主力を四人欠いていたということだ。
まずは財前と内山が怪我で欠場し、警告累積で中盤の永井と渡辺が欠場。
でも山形はその辺をしっかりケアすべく、中盤のボランチの位置に臼井幸平と秋葉を配置。
しかも右サイドには佐々木勇人、左には宮沢を置き、結局中盤で神出鬼没だった臼井と、後ろからガンガン上がってきて攻撃の基点になった宮沢に、主にやられたような感じだった。


で、一方のうちはというと、うーん。
久しぶりにブラジル人三人を前線で使った割には、言いたくないが、攻撃が見事に不発。
こんなことなら、サイドでもっと動いてボールを回せる梁勇基のほうがよかったんじゃないか、などと思ってしまった。
特にこのところの梁の調子のよさは目を見張るほどで、相手がボールを持っているときでもファールを恐れずにインターセプトに行く思い切りのよさなど、どんどん成長しているのが目に明らかだったのだし。
でもとにかく、うちは前にブラジル人三人を揃え、そこで失敗する羽目になってしまった。
ロペスも前節からの?股関節の負傷(だっけか?)が響いていたようで、ベストコンディションにはあまりにも程遠いプレーが続いた。
そんなこんなで前でためが作れないため、ボルジェスはずるずる後ろに引いてボールを貰いがちになってしまい、相手DFに対する脅威にはなれなかったように思う。
そんなチーム内容でよかったのは、今回はやはり洋介だったんじゃないか。
普段から舌を巻くような運動量だが、この試合では更にすごかった。
特に後半、冨田が中盤に入ってからは、どんどん攻撃に絡む動きをしていて、素晴らしかった。


そんなわけで、今年最後のダービーは仙台の攻撃陣が不発に終ってしまい、スコアレスドローという結果に終ってしまった。
そういえば、試合前には山形サポーターから仙台コールが起こったのだが、仙台側は生憎カントリーロード熱唱中のため、コールを返したのは試合後ということになった。
しかも・・・山形コールに続いたのは、「また来年!また来年!」というコール。
二年前、仙台でのダービー最終戦では、仙台に負けたことで昇格争いから大きな一歩後退をしてしまった山形に対して、仙台が同じ「また来年」コールをしたのだが、あの時と今回のコールでは全然意味が違う。
これはいわば、自ら昇格争いから一歩後退するということを宣言するようなコールだったのじゃないだろうか。


とはいえ、わたしは諦めが悪いと言われようがなにしようが、最後の希望が少しでもある限りはベガルタを応援するつもりである。
その点は誰がなんと言おうとも、変らないのであしからず。
とりあえず名古屋に行くのはやめましたが、テレビの前でしっかり応援しますよ。