ブッダの夢
河合隼雄と中沢新一の対談集「ブッダの夢」を読んだ。
面白かったのは、二人が揃って「知の限界」というようなことを言っていたことだ。
曰く、関西の大学教授というのはどっかアホなやつばかりがなっていて、関東だと頭のいいやつばかりだ、と。
しかし、頭の良い人というのは限界があって、どこにも行かない、というようなことを言っているのだ。
そういう意味で、関東での吉本隆明というのはすごい。
河合隼雄の言によると、あの頭のよさとばかさかげんの具合というのが『奇跡的』ということらしい。
確かに、茂木健一郎の本でも、実は知性で考えていることよりも、脳にとっては、感じることのほうが重要じゃないのか、というようなことが書いてあったし、吉本隆明にしても実際、蓮見以下あの三人をして、「知の3バカ」と言っている。
要するにまあ、そういうことだ。
それと、箱庭療法はやはりすごい。
以前から思っていたのだが、箱庭を作る環境が誰にでもあればいいのに、と思う。
もちろん、人は生きていかなければいけないので、それぞれの箱庭を持っているわけだが。
わたしにとって、たぶん料理。
- 作者: 河合隼雄,中沢新一
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輸入食材の店に行ったところ、シガレットチョコレートが山のように積んであった。
こんなに多くの種類のシガレットチョコレートを見たのははじめて。
というか、シガレットチョコレートというもの自体、最近はぜんぜん見ない。
珍しいので写真。
ちなみに購入したのはヴァンホーテンのココア。
なにやら懐かしいようなイラストのついた缶入りのやつがあったので、即買い。