2007年シーズン開幕

Ura2007-03-03


昨日いよいよ2007年シーズンが開幕。
今年の開幕戦は湘南にてのアウェイ戦からスタート。
わたしもバスツアーで応援に行ったのだが、しょっぱなからバスが遅れに遅れ、現地についたのが試合前30分をきるなど、波瀾の予感。

ちなみに開幕スタメンは次の通り。
GKシュナイダー潤之介
DF菅井、木谷、白井、田ノ上
MF直樹、ジョニウソン、梁、ロペス
FW裕希、萬代

現地湘南はベガサポがバス10台で駆けつけたようで、見渡す限りゴールド、ゴールド、ゴールド。
しつこいようだが、バスが遅れたので、席を見つけるのも大変なほどの混みようだった。
まあ、ゴール裏を開放してないということもあるのだろうが、湘南まで駆けつけたベガサポの数は、この日の観客動員数7000弱の半分を軽く超えていたのではないかと想像する。

で、試合内容はというと、去年の外国人頼みの大味サッカーからはずいぶんと印象が違うといわざるを得ない。
去年はボールをロペスに集めまくり、それをボルジェスに預けてゴールを願う、というものだったが、今年はワンタッチ・ツータッチが基本のパスサッカーだった。
2トップのふたりにしても、攻守に渡ってものすごい運動量で、相手がボールを持つと、FWなのにどんどんプレッシャーをかける。
そして二人とも足が速い。
とはいえ、序盤は結構ぐだぐだな部分が多かったように思う。
ビデオを観た感じだと結構普通に見えるのだが、現地で見ていると、風が強いせいもあってか、パスミスが多いし、特に中盤でのミスは多いように思えた。
それでもそれぞれの選手たちがワンタッチ・ツータッチのダイレクトを基本に、がんがん動いていく様子は見ていて楽しかったし、この先試合をしていくたびに成長していくんだろうなと思うと、否が応でも期待は高まる。

失点場面に関しては、あれは完全にミスからの失点だった。
最初に追いかけて行ったジョニウソンが転んでしまったことにより、相手がどんどん前に進んでいるとはいえ、おそらく他のDFたちはジョニウソンの姿が視界の隅に入ったに違いない。
そこで寄せが決定的に遅れてしまい、あとはアジエルに振り切られた感じで失点してしまった。

しかし、失点後もベガルタはそれほど浮き足立つことがなく、しっかり自分たちのサッカーを出来たと思う。
そのおかげで、セットプレーからとはいえ、前半のうちに追いつくことが出来たのだと思う。
ちなみに現地で見ているときは、裕希のゴールかと思ったが、ビデオで観るとどうやらオウンゴールだったようだ。

後半に入るとすぐだったと思うのだが、ロペスのパスを受けた裕希がそのまま前へ向くと、ペナルティエリア内で相手DFに倒され、PKを獲得。
倒された裕希がそのままキッカーを務め、落ち着いてゴールを決める。
これでようやくベガルタがリードすることになる。

その後、攻撃がやや膠着する場面が多くなり、梁に替えて永井が入ったのを契機に、ロペスに替えて熊林、田ノ上に替えて磯崎が入る。
永井が入ったことにより、中盤でためを作ることが出来るようになり、さらにベガルタ側にチャンスが生まれたが、スコア自体は1-0のまま動かず、ベガルタが勝利を手にした。


いやあ、それにしても開幕戦を勝利で飾るのはほんとうに楽しい。
その上、今年は全員が攻守に奮闘する全員サッカーで、観ていて楽しくなるようなプレースタイルなのだ。
先に言ったように、今の時点では確かに課題は多く、キャンプ中から言われている決定力不足というのも、そりゃあそうなのだが、そういう点も試合を重ねる毎に良くなるだろうし、先が楽しみだ。

ちなみに帰りのバスの中では、寿人の二点得点という活躍、川崎FCに移籍したばかりの村上のアシストという大活躍を観、さらに大興奮。
おそらく、バスに乗っていた全員が、「だから村上をクビにするなっていうんだよー。ちっ」と思ったに違いない。

さて来週はまたまたアウェイにてのセレッソ大阪戦。
この試合はスカパー観戦の予定。