#3 モンテディオ山形×サンガFC

今日は雪の降る中、山形のホーム開幕戦を観てきた。
前半開始直後は山形が一方的に攻めるという展開で、京都は守備一辺倒という感じだったが、山形のSBが上がった裏を一瞬つかれてしまい、京都の外国人のゴール前をえぐるようなマイナスのパスから、走りこんできたほかの京都の選手(名前を知らないので・・・)のボレーシュートかなんかで得点されてしまった。
それが開始8分の得点。
傍から見ている分には、それでもゲームをコントロールしているのは山形だったし、時間もたっぷりあるし、全然勝てるよ、という気がしたが、どうもここからどんどん試合がぐだぐだになってしまった。
おそらく、SBが攻撃のために上がった裏をつかれて失点してしまったせいで、この後以降、なかなか両SBが上がれなくなったように思う。
それまでは中盤で財前と宮沢?のポジションチェンジが頻繁に行われていて、サイドから揺さぶりをかけるのかなと思ったが、ボールも中盤から中央の狭いところばかりを通すボール、あるいは狙いすぎてるアーリークロスに頼りきった攻撃ばかりになってしまう。
一方の京都はというと、それでも微妙に守備重視という感じ。
パウリーニョとかもまだ京都にいるのだが、基本的にはカウンターなので、それほど脅威は感じなかった。
それでもまあ、カウンターから抜け出すスピードは速かったように思う。


前半は1-0のまま折り返し。
後半に入ってからも、なんだかねという感じの展開が続くわけだが、後半コーナーキックからゴール前でごたごたしたところにあったボールを秋葉が無理やり押し込んで、ようやく山形が追いついた。
これで山形は山形らしいプレーが出来るようになったのかなーと期待したが、そういうわけでもなく、結局見ごたえのあるサッカーを観られたのは後半ロスタイムに入ってからだった。
このときの猛攻はすごいものがあり、3分のロスタイムの間に7回くらい得点するチャンスがあったのじゃないかと思う。
でも最後まで運がこちらに転がってくれなくて、引き分けのまま終了。
京都に負ける気はしなかったが、山形も調子はまだまだという感じだったのじゃないか。

あとは、臼井がいなかったのはやはり痛いなあ。
今年はバックで使うのか、ハーフで使うのか、それとも両方やるのか不明だが、彼の攻撃力とキャプテンシーはやはり欠かせない。
特に今年はレアンドロがいないため、前でボールをためたり、ゲームのリズムを作れる選手がいないのが痛いなあ。
その辺は仕方ないので、財と臼井のサイドからの揺さぶり攻撃に期待。
いや、勿論、ベガルタ戦以外でということだが。

ところで、今日の宮沢のコーナーキックで、一本ブーメランみたいにぐにゃっと曲がったボールがあった。あれはすごかったなあ。