今日はものすごい風。特に夜になってからは殆ど暴風と言ってよいほどの勢いで、さっきから庭の木が風にたわんでいるであろう音が恐ろしいほどだ。
風が強い日は耳が痛くなるので、明日には止んで欲しいものです。



ルビー&カンタン★★★★☆

ところで今日は、フランシス・ヴェベール監督「ルビー&カンタン」を観た。
「奇人たちの晩餐」という素敵に滑稽な作品を撮ったヴェベールの最新作だし、ドパルデューとジャン・レノ共演作なので期待いっぱいで観てきたが、期待を裏切らない面白さ。
大体、ドパルデューにアホ役をやらせるというのがすごい。そして、ドパルデューの間抜けな顔の演技に舌を巻いてしまう。その様子はほんとうにロボトミされてるんじゃないかと思うほどだ。
一方のジャン・レノは巷ではどういうわけか異様な大人気を博しているようだが、わたしに言わせると、フランスならどこにでもいるアラブ系のおっさんでしかないので全然興味がないのだが、彼とドパルデューのコンビは結構よかったと。これからもこういう、寡黙で冷酷な犯罪者の役などをやればよいと思う。無駄に良い人の役なんて、どうでもいいファン層を広げるだけでは!?

今日はこんな感じで。
時間があったら、先週末に二泊三日で行った京都旅行のことも書くかも、書かないかも。

そして、今読んでいるジャン・マレー著の「わたしのジャン・コクトー」という本は、コクトーの作品をもう一度ゆっくり読み返したい思いに駆られる、愛情に満ちた本だ。
特にコクトーの真骨頂であった詩。わたしは彼の作品の中ではどういうわけか詩を飛ばしてきているので、時間のある間にちゃんと読んでおきたい。
コクトー/マレー」という演劇も機会があるなら是非観たい。