脅威の生焼けハンバーガー

Ura2004-08-24

妹が短い残りの夏休みを過ごすために実家に帰るというので、夜は彼女を東京駅まで送って行った。
最終の新幹線に乗る前に一緒に何か食べようと、二人で丸ビルでハワイアン・バーガーの店に入ったのだが、出てきたハンバーガーを一口齧ると、かなりの生焼け。
げげげと思いつつ、店員を捕まえて焼き直してくれるように頼むと、10分ほど経った後、綺麗に作り直したバーガーが出て来て驚いた。


こういうところが日本はすばらしいなあと思いつつ、バーガーに齧り付くと、ハンバーグはまだ生焼け気味。
パテの断面がかなり鮮やかなピンクだったので、再び嫌な気持ちになってしまった。


誤解のないように言っておくが、この店のパテはもともとミディアム・レアで焼くことになっているようで、周囲をぐるっと見渡しても、ピンク色のパテを見て顔を青くしているのはわたし以外に一人もいないし、店員に苦情をまくし立ててる人もいない。
でも元々食中毒にかかりやすい体質だし、最近は特に脂肪関係で具合が悪くなることが多いので、あまり焼けていないものや脂肪には敏感になっているのだ。
それがもしもステーキだったなら、わたしだってレアで食べるのにやぶさかではない。それどころか、ステーキは血が滴るレアじゃなくちゃと思うほどである。
しかし、ひき肉や鶏肉はやっぱりきっちり焼いたウェルダンじゃないと食べられないし、食べる時には腹痛や嘔吐を覚悟しなくてはと思ってしまう。
要するにそういう体質なのだ。


とは言え、まさか二度も焼きなおしてくれとは言えないので、持ち帰りにしてもらうことにした。
生焼けでは食べられないし、二度も三度も店員に料理を突っ返すわけにも行かないので、折衷案を採ったということだ。
家に帰って、温め直して食べるということに。


しかし、外食するたびに口に入れるものに慎重にならなければならないなんて、本当に面倒臭い。
マドンナがよく知らない店で出される料理なんて怖くて食べられないわ、とのたまっていたが、それが実感としてよく理解出来たなんて、我ながら痛すぎる。
でもまあ、しょうがないか。