初アウェイ遠征

Ura2004-08-29


初アウェイに嬉々として遠征しようとしていたこの日は、朝からなんと土砂降り。
東京に遠征してきた友人と出掛けようとすると、大体八割から九割の確率で雨が降り、これまでに大雪で約束がキャンセルになったことも数回あるほどだ。
これは一体、彼女が雨女なのか。
それとも、わたしと彼女の組み合わせが雨を呼ぶのか。
ちなみにわたしは一人だと、異様に晴れを呼ぶ女で、ヨーロッパを一月旅行したときも確か一日も雨が降らなかった。
そのかわりと言ってはなんだが、わたしが日本に帰った次の日から、ミラノは雨。
これを晴れ女と言わずしてなんというのか。


ところで大雨の日曜日。
雨にも負けず、試合観戦の次に友人が楽しみにしていたガレットを表参道まで食べに行く。
しばらく前に仙台でガレットを装う恐ろしい代物を出された後なので、この店で出てくる本物のガレットには、わたしも友人もうっとりするばかり。
唯一不満だったのは、ガレットを食べ終わってから(と言うか一つ食べるのも無理気味だった)、デザートガレットが食べられなかったことだろうか。
あんまり心残りだったので、「デザートはいかがしましょうか」と聞いてきたギャルソンに、「ものすっごく食べたいんですけど、お腹が無理なんです」と訴えてみたら、めちゃくちゃ笑顔で対応してくれた。
多分、どれほど食べたいかと言う思いが伝わったに違いない。




さて試合。
試合が始まる頃にはさらに雨足が強くなっていて、前日に買っておいたレインコートが大活躍。
多分あれなしでは、落ち着いて試合なんか見れなかったんじゃないだろうかと思う。なにしろ、横浜のホーム、三沢には屋根すらないのだ。そのことは、試合前の応援合戦でベガルタ側がしつこく横浜サポに訴えかけていた。
ちなみに、横浜側は何を言っていたのかと言うと、「カニ!(カニトップから)笹かま!牛タン!ダルビッシュ!」だって。全然悪口になってないどころか、カニトップを除けば、それらは世界に羽ばたく仙台の名産なので、悪い気はしない。
もっとも、その時は風と雨で音が反響して、何を言ってるか全然わからなかったんですが。


試合自体は仙台が圧倒的に押していながら、結局0−0の引き分けで終わる。
特に前半、試合のイニシアティブを握っているときに点を取れなかったのが、ものすごく惜しまれる。なにしろ、この日はカードが続々出て、終いには、カードをもらうほどのことは何もやってない中原がその日二枚目のイエローをもらって退場してしまった。
いつものこととは言え、チャンスのある時にそれを生かせないっていうのは大きな課題だなあ。
アウェイ遠征自体は楽しんだから、その点はよかったんだけど。
なにより、観客からピッチまでがものすごく近いのがよかった。なにこれ、プレミア・リーグ並じゃんと思うほどだった。
スロー・インのためにやって来た選手に触ろうと思ったら触れたほど。
ってまあ、地元のチームだから、選手を見たければ練習場に行けばいいんですけどね。