熱病フットボール

Ura2004-09-21



サッカー本ブームはまだまだ続きます。
弟の部屋にあった金子達仁の「熱病フットボール」を勝手に借りて読み始めたら結構面白かった。
主に2002年ワールドカップ予選の試合について書いているのだが、ジャパン・コリア(敢えてジャパン!コリアで!)開催のワールドカップの本選ではなく、わざわざ予選のことを書いているのが面白い。
ワールドカップも何が起こるかわからない波乱万丈に満ちた大会だが、予選はもっとすごいんだなあ。
自他共に認めるチャンピオンのブラジルですら、何度も予選で消えていきそうになっているんだもんなあ。怖い怖い。


ちなみにこの本の中で著者は予選を見るために、世界中を移動しまくっているのだが、行った先々の国についても触れてるのが面白い。
中でもマドリッドで行われたダービー・クラシコ。つまり、レアル・マドリッドバルセロナの試合を前夜から追いかけるくだりが面白い。
知識として知ってはいたけれど、レアルファンとバルサファンの確執というのはほんとうに根深いのだなあ。
歴史的にカタルーニャマドリッドを侵略したことはないそうなので、そういうことを色々鑑みても、この事実にはちょっと首を傾げたくなるほどだ。
たとえばミランインテル、あるいはローマとラツィオのダービーがいかに熱狂的に盛り上がろうとも、相手側サポーターを憎むと言うことはない・・・ いや、考えてみると結構あるな。
友達同士であっても、事サッカーの話題になると、お互いのサポートチームのことを貶しまくるという場面を何度見たことだろう。


ちなみに筋金入りのインテリスタである我が妹は、道端でミランシャツを着ている人を見るだけで、露骨にいやな顔をしてたっけ。
日本てミランのシャツを着てる人が最近多いんだよなあ。