トキオ観光

Ura2004-10-04



朝から四谷のホテルまで友人を迎えに行き、浅草へ向かう。
前日から続いている雨にうんざりしつつも、浅草について仲見世を見て回り始めると、二人してウキウキし始める。
観光客らしく雷門と書いてある巨大提灯?の前で写真を撮ったり(大雨なのに)、仲見世の招き猫がずらっと並んである前でまた写真を撮ったりして楽しむ。
この辺はほんとうにチーヂーながらも日本的なかわいらしさに満ちているので、遠いところわざわざやって来た甲斐があったなあと思うほど、友人のリアクションもよかった。


浅草寺まで辿り着いたあとは、お賽銭を投げてお参りしたり、おみくじを引いたりした。
ちなみにここのおみくじは英語でも説明が載っていてわかりやすかった。友人は吉をひいたのだが、「The person who you are waiting for will come but late」というところが爆笑を誘った。
来るけど遅れるってなんだよ、それ。


浅草のあとは渋谷へ向かい、ギャルのメッカ109へ行く。
友人と英語を話しているお陰で、わたしも外国人の振りを出来てよかった。流石に普通にいくのは恥ずかしいもんなあ。
しかし、109には面白い物がたくさん売っていた。フェイクファーのついたチューブトップとか。
無理やり普通より3サイズくらい縮めたネルシャツやなんかは、わたしでも使えるなあと思ったのが自分でも面白かったけど。
ああ、どうせ人間はこうやってアメリカ人化していくんだよ、と思いつつ、激ウマの定食屋に向かいランチ。巨大なとんかつが美味しかった。
とんかつが巨大過ぎて満腹になり、終いには眠くなってしまったので、その後ドゥマゴに向かい、ホットチョコレートを飲む。
そこでまた延々話し込み爆笑しつつ。


どんどん日が暮れてくるのもかまわずに、次はキディランドへ。
カナダでお土産を待ち焦がれている子供たちのために、ピカチュウのフィギュアやらなんやらを買い込む友人。
ここでのわたしのお気に入りはニャンコバーガーという、猫が食べ物に挟まれているキャラクター。しかもふと見ると、バーガーだけじゃなく、オムレツに挟まってる猫や、メロンの中に埋め込まれている猫が続々出てくる。
呆気にとられつつも夢中になったところで、流石に疲れたので隣のLavazzaでお茶にする。


夕食は焼き鳥メインの料理屋へ。
手羽やじゃこご飯など色々食べたあと、クレム・ブリュレまでしっかり満喫。
その後、次は仙台へ行くという友人と東京駅まで行き、新幹線に乗ったのを見届けて帰宅・・・するはずだったのだが、たまたま日本に来ていたイタリア人たちからたまたま電話が入り、捕まってしまい、結局家に辿り着けたのは1時近くだった。
えー、でもとりあえずその話はまた後で。

とにもかくにも、今回はカナダの友人と久しぶりに会えて、ほんとうに嬉しかった。
時折思い出したように、お互いの顔をじっと見て、「ほんとうに日本に来たんだねえ、信じられないよ」「ねー、カナダにいるみたいだよね」と何度も言い合ったりしたが、ほんとうにそういう感じだったのだ。
来年は絶対にカナダに遊びに行きたいなあ。

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さてイタリア人。
ローマの友人から予め、弟分みたいな子が今度日本に行くから、時間があったら遊んであげてねと頼まれていたのだが、数日前に本人からメールを貰ったときは都合が悪くて会えなかった。
ところがその後数日経ってから、またメールを貰い、イタリアに帰る前に二日だけ東京で過ごすことにしたから、都合が良かったら是非会おうという風に言われていたのだ。
それが丁度、カナダの友達が来る日に当たっていたので、またすれ違いかと危惧していたのだが、折りよく電話が入ったのは友人を見送った後だった。
しかも、電話を貰った時、丸ビルのスターバックスに入る直前だったのだが、聞けば、相手も大手町にいると言う。
それじゃあ、すぐにでも会おうということになって、もう21時過ぎなのに、そこから落ち合うことになった。


待ち合わせにやって来たのは、男の子二人と女の子一人の三人組だった。
初対面の相手だったので、いくら待ち合わせ場所を指定したからと言って、すぐにわかるかどうか不安だったのだが、意外にすぐわかった。
その上、話してみると、三人共いい子達だったので、つい一緒に銀座に飲みに行くことになってしまった。
多分、雨の中を一日中歩いた疲れが、エスプレッソのカフェインで吹っ飛んだせいかもしれないし、次の日は忙しくてどうしても彼らのために時間を割けなかったせいかもしれない。
どっちにしても、気づいてみると、彼らと話すのが面白くて、すっかり時間を忘れてしまい、危うく最終電車を逃すところだったほどだ。

しかし、どうしてわたしの周囲にいるヨーロッパ人はみんな映画マニアなんだろう。
映画マニアの友人たちがそれぞれつながっているから?
ちなみにこの日会った子達は皆ヴェネチアに住んでいる映画マニアだけあって、ヴェネチアの映画祭に行ったり、宮崎最新作のワールド・プレミアに行っちゃったりしている、筋金入りのマニアだったので、余計話が弾んでしまったのだ。
ああ、ヴェネチアに行きたいな。来年ヴェネチア映画祭の頃に行けるといいんだけどな。