川崎戦アウェイ遠征

Ura2004-10-23



等々力陸上競技場に行く道中、フロンターレサポーターをたびたび見ましたが、揃いも揃ってバッグにフロンターレのマスコット人形をぶら下げているのが面白かった。
なるほど、ああいうことをやると、ユニフォームを着てなくてもサポーターということをアピール出来るのだな、と変なところで納得してしまった。


さて試合内容はというと、2−1で敗北。
敗北してはしまったのですが、試合内容は凄く良かったと思う。作ったチャンスの数は川崎を随分上回っていたし、そのチャンスを生かせなかったと言われればそれまでだが、川崎相手によくがんばったと思う。
特に試合前は微妙に不安を感じていた菅井と石井の2ボランチが機能しまくり。
特に菅井が中盤からバックにかけてのところで度々相手のボールを止めてくれたので、何度ピンチを切り抜けられたことか。
そして、ボランチが2人入ったお陰でシルビーニョがトップ下で自由に動けたため、寿人と以下FWとの連携が素晴らしかった。自らドリブルでゴール前まで切り込んでいく姿など、ここしばらく見れなかったシルビの真骨頂を見せ付けられたような思いだ。
そして、寿人の動き。
結果としてはゴールこそ決められなかったものの、彼の今日の働きは目覚しいものがあった。
特に後半、関口が入ってからの動きは良かったなあ。
そもそも関口の動きこそが特筆すべきで、観客の目はすっかり彼に釘付けだった。
ルーキーなのに、相手との衝突をまったく恐れることなくピッチを走り抜けていく姿は、数週間前にシルビーニョが彼を評したように「ベガルタの将来」そのものだった。
後半彼が入り、一人でボールを持って長い距離をどんどんあがっていったことで勝ち得たPK(これは結局入らなかったものの)や、それ以降作った幾つものチャンスが試合状況を見守るベガサポにどれだけ勇気をくれたことか。実際にゴール前にクロスを上げてゴッツェのゴールをアシストしたのも彼だったし。
PKを外してうなだれる寿人のところにいち早く駆けつけ、肩を抱き、なにか力づけるような言葉をかけた関口はまったく、ベガルタの将来であり、希望の星だと再確認させられた。
そんなわけで、試合には負けてしまったわけなのですが、今日の試合運びを見る限り、それほどがっかりする必要はないのじゃないかと個人的には思う次第です。
それよりも、いつもガチガチに引いてくるチーム相手に苦しみ続けたうちのチームが、今日は反対にカウンター狙いで練った戦術をうまく実現できたことを評価すべきじゃないのかなあ。
とは言え、次節はホームだし、これ以上勝ち点3を落とすわけにはいかないので、次こそは勝利を見せて欲しいと思います。そのことを楽しみにしつつ、来週は仙スタに行こうと思います。