わたしは「セレブデヒョウ」でした


「キャラッ8」 名越康文/著 おちまさと/プロデュース

名越氏によれば、人間は究極的には8つのタイプに分けられるらしい。
本書では各タイプについていくつか設問があり、YESの数のいちばん多いものがその人の性格タイプということになっている。
勿論、すべての人がその8つのうちの1つに綺麗に収まるというわけではなく、ある人は混合型になったりもするらしい。

わたしがこの人の説を面白いと思うのは、精神分析に体型の特徴などを持ち込んだ点で、「グータン」という番組を見ていてもわかるように、彼は頻繁に身体的特徴によって、その人の性格分析を行ったりする。
その身体的特徴というのは例えば、肩が籠ばっているだとか、上半身に比べて下半身が太いとか、些細に思えるようなことばかりだ。
でもこういう特徴って、性格分析をするにあたって、そう思えるよりもずっと重要な役割を果たしているみたいで、本書でも設問の中に幾つか登場する。

ところでわたしの診断結果はというと、「セレブデヒョウ」だった。
本書を読むと詳しいことがわかるが、このタイプの人は割に、他人ののんびりした行動や決断力の鈍い人などを見ると苛々するらしい。
改めて考えてみるべくもなく、わたしもその中の一人で、行動を起こす前に石橋を叩きすぎている人などを見ると理解に苦しむことしばしば。
なるほどなあと思わざるを得ない。
ほかにはドルチェ&ガッバーナ好き、という箇所があり、これにはさすがに口をあんぐり開けて驚いた。
だってわたしのドルチェ&ガッバーナ好きはほんとうに根が深くて、日本の会社がライセンスで作っている頃から愛用しているのだ。
もっと言えば、このブランドで出した10周年記念の写真集まで持っているくらい。

なんにしろ、名越康文氏というのはほんとうに興味深い人だという思いを新たにしたところである。



それ以外に読んだのは以下のもの。

「プラットフォーム」 ミシェル・ウエルベック

なんくるない」 よしもとばなな



それと、来年の手帳は散々迷った挙句、コンラン・ショップのものにしました。
どうせそれほど書き込むことは多くないし、去年ほぼ日手帳を買ってしまって、その持ち歩けないほどの嵩張りように困ったので、今年の優先順位は薄さと軽さということにしていたのだ。
その点からすると、このコンラン手帳は満点じゃないかな。