恋愛の本など

Ura2005-10-06



「危ない恋愛」  名越康文

誰にでも気を遣いすぎる人が危ない、という本。
みんなに好かれたくて気を遣いすぎる人というのは要するに過度に自分に自信が無いので、そういう人は変な男に捕まりやすいらしい。

ところで、この本を読んで初めて知ったのだが、暴力を振るう男というのには二種類あるらしく、片方は暴力を振るったあとに異様に優しくなるタイプ、もう片方は暴力を振るったあとに相手を無視するタイプだという。
わたしは暴力を振るう男と別れられない女性というのは、大体暴力のあとの優しい様子にほだされて別れられないのだろうと思っていたので、後者のタイプは意外だった。なるほどなるほど。


それとちょっと嬉しかったのは、付き合ってる人の携帯を勝手にチェックするという行為は異常であるということが、この本にはしっかり書いてあること。
なんだか最近、そういうことを普通にしてしまってる、自分と恋人のプライベートな領域を区別できない人が多いようなので、こういう良識のあるオトナの人が、「それは異常なんだ」と言い放ってくれていることにほっとする。
それが正しくないとわかっていても、多数派の前ではいつも少数派は肩身が狭いのだ。

因みに、こういう風に他人の携帯を勝手にチェックしてしまう人は「恋愛依存」らしい。
こういうのも要するに、自分に自信が無くてやっちゃうことなんだろうなあ。


しかし、名越氏の話にはいつも啓蒙されます。


危ない恋愛 (知恵の森文庫)

危ない恋愛 (知恵の森文庫)

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「恋愛について、話しました。」 よしもとばなな岡本敏子


恋愛について、話しました。

恋愛について、話しました。

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リュパン対ホームズ」  モーリス・ブラン著