花粉症の治療法

今年の花粉症は軽い。
今年の花粉の飛散量は少ない。
そういうようなことをテレビやなんかのメディアで見聞きするようになって久しいが、本当に今年の花粉症は楽である。
そもそも例年ならば一月の終わりには、目の痒み、鼻水、口の中の痒み、のどのいがいが
といった症状が一気に押し寄せてくるところなのに、今年に至ってはなんとつい一週間ほど前から、それらの症状が始まったに過ぎない。
しかもだ。
普段ならば、一月の終わりには嫌々ながらどころではなく、殆ど自らすすんで病院に赴き、薬を貰い、必要ならば注射を打ち(しかも筋肉注射なので痛い)、毎晩悪夢のように圧倒的な存在感でやってくる眠気と格闘するところなのに、今年はまだ一度も病院にすら行っていない。
まあ、たしかに一日中ぼんやりとした睡魔が自分のぐるりを囲んでいるようではあるし、頭の中も密室に閉じ込められたときのように濁った空気でいっぱいのような気がするので、平穏無事、健康至極というわけにはいかないのだが、なにしろ去年や一昨年と比べれば天と地のようなものである。
いわば、なんでもないといったところだ。


しかし、
いくら軽い花粉症といっても、毎日外出するたびに花粉を吸い込んでいることに変わりはないし、家人が家に戻るたびに花粉やら埃を体にくっつけて家に入ってくるのも間違いない。
そんなわけで、ここ二三日くらいは喉のいがいがが酷くなっていたのだが、今日素晴らしいものを見つけてしまった。

その名も、つくし飴

詳しいことはよく知らないが、つくしの成分をどうやら飴にしたものらしい。
因みにつくしの成分は、ここ最近花粉症の症状を緩和することが証明されたらしいことを家人から聞かされていた。
そんなわけで、南町通りの近くを歩いていた折、「つくし飴」という看板を見つけると、すぐに購入する気になったのだ。


結論からすると、このつくし飴の効果というのは、個人差があるらしく、誰にでも効くというわけではないらしい。
しかし、効果のある人に関していえば、普通の飴程度の大きさのものを一日一個食べるだけで、大体一日分くらいの効果が持続するという。
かくいうわたしも騙されたと思って試してみたところ、口の中いっぱいにハーブのようなシナモンのような香りが広がったのだが、しばらくすると、先ほどまで詰まっていた鼻が通ったことに気づいた。


そんなわけで、つくし飴は効く人には効くようなので、気になる人は試すといいと思う。
でも味は決して美味しいものではないので、あしからず。