引越し

今日は朝から妹の引越しを手伝った。
といっても、朝イチから母親が新幹線で来てくれたので、
わたしの仕事は随分と楽だった。
それよりも、妹と母親が引っ越し先に行ってからが大変で、
まずはほこりまみれになった部屋を掃除しようと思ったのもつかの間、
掃除機はないし、掃除をしたあとに手を洗うための石鹸もないしで、
すっかりくじけてしまい、まずは買い物に。


買い物にとは言っても、
なにしろ、なにもかもを持っていかれたため、
歯磨き粉からシャンプーからと、
生活に必要なものは全て買わなくてはならない。
これじゃホテル暮らしとあまり変わらないよ、
などとぼやきながら買い物をして帰宅したが、
その後、買い忘れたものが多かったため、
再び買い物に。
そして、買い物に行くたびに、なにかしら買い忘れてくるので、
結局午後だけで5回くらい買い物に行く羽目になってしまった。


でもまあ、言い訳するようだが、家にははっきり言って、ご飯を食べるための箸もないし、
お茶を入れるための湯のみもないしで、
本当に全て一から買わなければならなかったわけだ。
やれやれ。


その上、
夜になると、引っ越したばかりの妹から電話が入り、
これから泊まりに来るという。
引越し先の千葉から東京駅まで母親を送った帰りらしいのだが、
多分千葉まで帰るのが億劫だったのだろう。
しかも、
帰ったところで、
部屋は荷解きしてないダンボール箱の山なのだ。
そりゃ、帰りたくないに決まっている。



そんなわけで、
今このがらんとした部屋では、妹がしっかり高いびきで寝ている。
なんだか、彼女が引っ越したという実感がない割には、
見渡す限り何もない殺風景な部屋なのが妙だ。


でもまあ、ホテル暮らしよりはましかなー。
ということに落ち着くのか。