第35節 対横浜FC/ シチリアから帰りました

旅行から帰ってきました。
旅行中にイギリスでテロがあったため、帰りは乗り継ぎをしたモスクワで随分セキュリティチェックが厳しくなっていて吃驚した。
なにしろ、靴まで脱がされて、青いポリ袋みたいな靴なのか、スリッパなのか、というようなものに履き替えさせられ、その上、金属に反応するゲートをくぐり、チャイムが鳴ってもいないのに全員服の上から身体検査をされるという念の入れよう。
でもどういうわけか、わたしが靴を履き替えようとすると、ロシア人の警備員に「いいからさっさと行って」というような手振りをされたので、あの恐ろしげなポリ袋は履かずに済んでよかった。ラッキー。


で、イタリアを出て十数時間。
成田からは直接仙台に戻り、その上、夜はユアテックスタジアムでベガルタ横浜FC戦を観戦。
なんて模範的なサポーターなのだろうと、我ながら感嘆するほど。
まあ、実は時差ぼけをしないという、これまたラッキーな体質なだけなのかもしれないが。


そんなこんなで観戦した横浜FC戦は、残念ながら1-1の引き分けで終わってしまった。
横断幕にも「勝ち点3以外は認めない」と出るなど、ここで負けてしまうと、昇格から大きく離れてしまうという正念場だったために、どうしても欲しかった勝ち点3だが、選手の気迫を観られた試合であったことは事実だ。
また、サポーター全員が長い間待ち焦がれていた大柴克友が九ヶ月ぶりにピッチに復帰するのも見ることが出来たのが、とても嬉しかった。
勿論、大柴は復帰しただけでなく、素晴らしいプレーでチームを牽引してくれた。
大柴がピッチに入るなり、突然攻撃の厚みが増したのを見るにつけ、これまでの攻撃がいかに単調だったのか、ということがわかったほどだった。
やはり大柴はいいなーと、おそらくその場にいた全員が思ったことだと思う。
試合後のインタビューでは、「自分はマラドーナじゃないので、あまり期待はしないでほしい」というようなことを言っていたようだが、それもまた彼らしくて微笑ましいことだ。
とにかく、週末にはまた山形でのダービーがあるので、ここでしっかり山形に勝って、波に乗ってほしいと思う。
勿論、山形まで試合観戦に行くのは言うまでもない。