あけましておめでとうございます。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
去年の暮れは例年通り、格闘技とともに暮れていった。
魔裟斗とキッドはそれぞれ、プロボクサーとアマレスの金メダリストと試合をし、まったく段違いの強さを見せたが、要するに自分の土俵で試合をしているのだから、当然といえば当然。
魔娑斗の強さに関しては言うまでもないが、相手選手のボクサーは、彼のローキックをあれだけ受けながら、よく立ち続けたなあと感嘆することしきり。
そして、須藤元気はすばらしい試合を久しぶりに見せてくれたと思ったのも束の間、なんと引退するらしい。
あの背中の美しいナスカの地上絵もしばらく見られないのかと思うと、寂しい限りである。
ちなみに桜庭と秋山の試合はとても見ごたえがあったが、良いところでレフリーストップがかかってしまい、残念だった。
相手が桜庭なので、観ているこちらもついついストップを入れないで欲しいと願い、そして当のレフリーもおそらくはストップをかけるのに躊躇していたのだろうが、ストップ後の桜庭の状態を見れば、それが正しい判断であったことは否めない事実だ。
というのも、桜庭の顔が血まみれになっていたのはともかくとしても、耳から血が出ていたのだ。
耳から血が出るというのは、かなり危険なことになる可能性が高いだけに、仕方ない決断だったというしかない。
勿論、試合後の桜庭は怒り狂ってレフリーの判断に対して抗議していたが、それもまあ理解出来る。
なんにせよ、秋山は本当に強いなあ、というのが正直な感想だ。
これがつまり、世代交代ということなのかな、とふと思ったり。
そんなこんなで、Jリーグのシーズンが終わってからはややサッカーとは離れた生活を送っている。
取り敢えず、今はソフィア・コッポラ監督作品「マリーアントワネット」に備えて?「マリーアントワネット」を読んでいる。
この本は、世の中に蔓延しているマリーアントワネットに関する幻想と誤解を丁寧に取り除こうとしている誠実の書で、文章そのものは読みにくいったらないが、とにかく最後まで読もうと思っている。
彼女がいかにして、フランスの宮殿という魑魅魍魎のはびこる場にて生き抜こうとしたのかを、じっくり読みたい。
- 作者: アントニアフレイザー,Antonia Fraser,野中邦子
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