衝撃のミシェル・ウエルベック

Ura2004-12-08



新宿三越の改装リニューアルと同時にジュンク堂が新宿進出していたのだが、遅まきながら店に出向いてみることにした。
店の中は見るからにジュンク堂
ジュンク堂ってどの店に行ってもこういうレイウトだよな、というのがいちばんの印象だ。
でも洋書セクションは向かいにある紀伊国屋よりちょっとだけ充実しているかなあ。紀伊国屋でニコラ・バークリーを発見したようには、ここでは何かを発見することは出来ないかもしれないが、必要十分的な品揃えではある。
ところがだ、せっかくなのでレベッカ・ブラウンの本でも買って帰ろうかと見回すと、なんと一冊も無いのだ。
おかしいなと思って手近にいた店員に聞いてみると、先日ブラウンが来日した折のサイン会で殆ど完売してしまったらしい。
うーん、でも洋書ですよ。サイン会のために買う本が洋書か?
と腑に落ちない気持ちでいっぱいだったが、しょうがないので、ミシェル・ウエルベックの英訳を買って帰ることにした。「Lanzarote」
この作家の本はいまさらのようだが、ほんとうに素晴らしい。
「プラットフォーム」を読んだときには、文字通り「ぶちのめされた」としか言いようが無かった。
因みに今日フランス人の友人にその旨を告げたところ、同書を読んだ直後はほかの本に手もつけられなかった、というほどの衝撃ぶりだったらしいので、推して図るべしというところか。