ビクラムヨガと「ガラスの仮面」

今日はじめてビクラムヨガという、いわゆるホットヨガをやった。
ホットヨガとは文字通り、ホットな、つまり室温40度の部屋の中でヨガをすることだ。
ヨガ自体が初めてだったのだが、まさかヨガがあんなに辛いものとは知らなかった。
何が辛いって、ポーズをして静止する、この静止のときがいちばん辛い。
それに比べれば、妙な形のポーズをすることはそれほど大変ではない。
なにしろ、初心者なので、難しい形は大抵出来ないし、柔軟性を要求されるような形も出来ないから気が楽というのもある。

それにしても、室温40度という環境で出る汗の量ったらない。
岩盤浴でもあれほど汗は出ないだろう。
ヨガマットの上に敷いたバスタオルは勿論、ハンドタオルは殆どびちゃびちゃで、最後の方はあまりタオルとしての用をなしてなかったほどだ。
もっとも、わたしは普段から新陳代謝が良いので、他の人はあれほどは汗が出てなかったように思う。
普通はやればやるほど、汗が出るようになる、ということだ。
そして、やればやるほど汗が出るようになったインストラクターは、なんと水着一丁でヨガをやっていた。
その姿を最初見たときはぎょっとしたが、自分でもやってみると、「なるほど」というか、自分も水着で来ればよかった、と思ったほどに汗が出る。
次回は是非とも水着に近い格好でやろうと思う。


ところで、最近恩田陸の「チョコレートコスモス」を読んでいる。
サスペンスかと思って読み始めたら全然サスペンスではなく、演劇の話だった。
演劇ものにありがちな、一見平凡で普通の子だが実は演劇だけは天才的に出来る、という女の子が出てくるのだが、そのあたりを読んでいると、どうも名作演劇漫画「ガラスの仮面」のことを思い出してしまう。
綺麗で家柄のいい女優が出てくるあたりも、「ガラスの仮面」の姫川亜由美を彷彿とさせるし、恩田陸がどういう思いでこの作品を物したのかは全然知らないが、わたしにとっては漫画のほうが圧倒的に思い入れがあるので、なんとなく入り込めない雰囲気である。
とはいえ、この先どんなどんでん返しがあるかもしれないので、取り敢えず最後まで読んでみようと思う。

それにしても恩田陸がサスペンスの作家だと思っていたわたしの思い込みは間違いなのかなあ。