希臘から帰りました

Ura2008-08-08


昨日ギリシャから帰りました。
ギリシャアテネサントリーニ島に滞在。
けん恋の地、ギリシャでは、長い情熱と憧れを裏切らない遺跡、海、人々と遭遇。
わたしがシチリアに対して抱いていた愛情は、やはり源を同じくする場所でした。

今回は、旅の最初と最後あわせて七日をアテネで、
真ん中の七日をサントリーニ島で過ごしました。
アテネは遺跡がすごすぎて、息を止める瞬間続出。
その一方で、観光地特有の猥雑な空気、汚いグラフィティにまみれた壁。汚わいの臭気。

でもギリシャは平和だー。
ヨーロッパとは思えないほど平和。
サントリーニ島では、借りたバギーに鍵をつけっぱなしで八時間くらい海で遊んでいたのに、
帰るときにもしっかり鍵は差し込まれたまんまでした。
平和だー。
平和っていいなー。

サントリーニ島については、次の日記で。



で、わが愛するベガルタは、留守の間、大変なことになってたようですね。
でも順位は四位。
もはや奇跡よ。
敬太の怪我が今はいちばん心配。
しかし、他方では鎖骨を骨折してた菅井が復帰。
広島戦はそんなこんなもまとめて、勝つしかないではないか。

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 「5」の謎!

昨日昼間にテレビを観ていたところ、山田五郎氏が出ていた。
そう、あのお尻評論家?の山田五郎氏である。
彼がタモリに熱心に語るところによると、彼はかねてより、自然界の「5」という数字を不思議に思っていたとのこと。
つまり、人間の手足のように二本、四本などの偶数が出現するのは分かる。なにしろ、生き物というのは成長の過程で細胞分裂していくので、ニが四に、それが八に、という風になっていくのが自然ではないかと。
しかし、自然界に目を向けてみると、まずヒトデがいる。
言うまでもないが、ヒトデは星形をしている。つまり五角形。
なぜ「5」なのか。

細胞分裂という方法で生物として進化しているにも関わらず、いかなる理由によって、「5」という奇数を大きく打ち出した形で完成しているのか。
それだけではない、ヒトデ以外には桜の花びらの五枚もある。探せばおそらく、ほかにいくらでもあるに違いない。
でも、そんな素朴な「はてな」を誰も教えてくれないから、それを歌にしたと山田五郎氏は訴えるのである。ふはは。笑える。
結局、謎は謎のままなのか。でも確かに「5」という数字には疑問が残った。


ところで、同じ夜、池澤夏樹の書評集を読んでいたときのこと。
前出の「5」の謎を解くという本について、触れてあったのである。
これはもう、膝を打ちたくなるほどのシンクロである。
西山豊の『自然界にひそむ「5」の謎』


興奮気味に謎解きのところまで読み進めると、著者曰く、「覆うべきは平面ではない」というのである。
つまり、面対称の体に安定するよう前後に足を生やせばどうしても四本ないし六本になるので、だからこそ五角形の謎が出現するのだが、どうやら覆うべきは球体のようなのである。
そこで、正十二面体では球から遠すぎるし、ジオデシックドーム(正20面体で球面を近似し、そこに正三角形に組み合わせた構造材を多数並べることによってくみ上げたドーム状建築物)では細かすぎる。
だから正三十二面体で、その中心にあるのが五角形という結論なのだそうだ。
なるほど、なるほど。


ちなみに池澤夏樹の書評集は「風がページを・・・池澤夏樹の読書日記」というタイトルである。
池澤夏樹の書評眼には定評があるので、それが読書日記と言う軽い体裁をとるものであっても読み応え満点。
次から次と読みたい本が増えてしまって、ついついアマゾンの注文画面とにらめっこする羽目となる。危ういなあ。

風がページを・・・・― 池澤夏樹の読書日記

風がページを・・・・― 池澤夏樹の読書日記

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スコアレスドローとは言え!

#26 ベガルタ仙台×セレッソ大阪


今日はホームにてC大阪戦。
昨日山形が水戸に負けたので、セレッソに勝てば二位浮上という大一番だったが、結果はスコアレスドロー
セレッソとがっぷり四つに組んでのスコアレスドローだったので、試合終了後もスタンドからは「カモン、カモンー」というチャントが鳴り響いていた。ちょっと感動的。
90分走り続けた選手たちは試合終了の笛が鳴ると同時にピッチに倒れこんでいたし。
勝ち点3は取れなかったけれど、ほんとうに良くやったと思う。

ところで試合前に、周囲の人々がしきりにプレス席のあたりを振り返ってがやがやしているので、何事かと思えば、U-23監督の反町監督が来ていたようだった。
これはJリーグアフターゲームショーで確認。
香川を見に来たんですね、なるほど。
どうせなら、関口とか中原(は、オーバーエイジか)をチェックして欲しいものを。
まあ、香川も今日は微妙な活躍っぷりだったけども。

ちなみに楽しみにしていた乾も、前半は結構脅威だったが、後半に入ってからは消える時間が長かったように思う。
マッチアップした永井のほうが、今のところはテクニックが上。
一対一になると、永井がラクラクとボールを奪い取ってドリブルで去っていくという場面が続出。
でもベガルタは前半は特に、攻撃の最後のところでアイディアと精度を欠いていた。
そこさえうまく行けば勝てただろうに、残念。

それ以外の詳細については、また明日にでも。
今日はお疲れ様でした。

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#25 サガン鳥栖×ベガルタ仙台

今日は鳥栖ホームにての試合なので、テレビで試合観戦。
警告累積で出場停止の田村と体調不良?の千葉直樹に替えて、今日は左SBに田ノ上、右には久しぶりのスタメン復帰の敬太、そしてボランチの一角には富田が入った。

前節の試合があまりに不甲斐ない結果と内容だったため、ホームで大ブーイングを浴びることとなってしまった選手と監督だったが、今日の試合は前半からまったく違っていた。
完敗を喫した仙台とは対照的に、セレッソを相手に勝ち点3を積み上げた鳥栖を相手に、ベガルタ側は前半から飛ばしまくり。
今日はまず守備の意識がここ数試合とはまったく違っていて、寄せは速いし、ボールを持つ相手に複数で囲みに行くしで、テレビ観戦とは言え、目を見張る出来だ。

うすうす気がついてはいたが、やっぱりボランチの出来が試合を左右するんだなー、と今日は改めて思った。
というのは、今日の晋伍はボールの読みが冴えまくっている上、ガツガツ守備もするし、中盤でボールを取っては攻撃の基点となっていたのだ。
永井のほかにも中盤で配球できる選手がいるっていうのは、ほんとうに頼もしいとも思った。

ちなみに前半でベガルタ側の決定機は二回。
その二回ともが梁のシュートで終わっているのが素晴らしい。
ボランチの運動量が増えた分、梁がいつもよりも攻撃に参加する時間が増えていた証でもあるんじゃないだろうか。

とはいえ、前半の終了間際に失点してしまったのは、今後の課題だろう。
ゴール前で鳥栖の選手にうちのDF陣が振り回されて、最後にはシュートが入ってしまった。
林もよく反応して、ボールにも触っているんだけれど、止めることが出来なくて残念。まあ、GKの責任という感じの失点じゃないとはいえ。


で、後半。
後半立ち上がりはゆるい感じで始まる。
負けてる割には前半よりも良くないなーと思って見ていたのだが、田中に替わって飛騨が入ると、飛騨のドリブルで攻撃にアクセントがつき、俄然ベガルタ側が良くなった。
さらにそのあと、平瀬に替えて中原を投入。

ここでCKのセットプレー。
梁の蹴ったボールを岡山が気合のヘッドで押し込んで同点とした。ゴール前で中原が潰れ役になってくれたのも功を奏したか。


ここから仙台の猛攻が始まった。
象徴的だったのは、飛騨がドリブルで持ち込んだところをPA内で相手DFに転ばされた場面だ。
鳥栖DFは一発レッドを貰ってしまい退場。
一方、ベガルタはPKを貰い、それを梁が落ち着いてゴールに蹴りこみ、勝ち越し点を決めた。

ひとり少ない鳥栖を相手に、その後もベガルタ側は落ち着いてボールをまわしながら、うまく時間も使いつつ、ゲームコントロールをしたまま試合が終了。


いやー、今日は九州の暑い場所で、相手は鳥栖だし、ほんとうに勝ててよかった。
やっぱりボランチとSBが仙台の攻撃の要なんだなーと、改めて思った。
もちろん、SHのふたりの活躍がいつも群を抜いて素晴らしいのは言うまでもないけれど。


ってことで、日曜日はホームにてのセレッソ大阪戦。
セレッソは今日山形を相手にきっちり勝ったし、勝ってかぶとの緒を締め、臨みましょう。

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ベガルタ仙台×愛媛FC

今日はホームにて愛媛戦。
結果はというと、なんと1-0で負け。
負けただけでなく、1点も取れなかったというのが、チーム状況の悪さを露呈しているように思う。


スタンドから観戦している限りにおいては、メインスタンドということもあるのだろうが、気温も随分と下がって、過ごしやすい温度になっていたように思う。
ところが、前半が終了してロッカールームに戻っていく選手たちの顔は、一様に真っ赤になっており、どうもピッチレベルだと、かなり暑いようだった。
とはいえだ、別に仙台の選手だけが暑いだけではないのだ。
実際に仙台の選手たちの脚が止まったのと同時くらいに、愛媛の選手たちの脚も止まりはじめていたのだ。条件は一緒。
同じ条件下で勝敗の分かれ目はどこにあったのか。


まず守備。
前半から守備のほころびがかなり目に付いて気になった。
CBが振り切られる場面があまりにも多くて、前半に失点しなかったのが不思議なくらいだ。
相手チームのシュートの精度が悪かったおかげで事なきを得ただけで、これが上位チームだったら、おそらく複数失点していたに違いないというほかない守備。
しばらく前までは、勝てずとも失点しない試合が続いたのになあ。それも随分前のことに思える。

そして、攻撃。
攻撃もなあ、なんか連携が悪くて、ずっと同じようなメンバーでやってるとは、とてもじゃないが思えない試合内容だった。
必要ないところでヒールパスをしたり、スルーしてみたり、細かいところでごちゃごちゃボールをまわして見たり。
それでも後半失点してからは、良い攻撃の形を何回か作ることも出来たと思うけれど、最後の精度がやはりもっと何とかならない限りは難しいのかなあ。
うーん。

で、采配。
采配に関してはもう、わたしにはぜんぜん分からないです。
愛媛の監督が得点後もFWを交代し続けたのに比べて、うちは中盤をごちゃごちゃ交代したのみ。
今日の交代はそれでも結構機能していたけど、運動量ががくんと落ちた田中に替えて、中原をもっと早く投入して欲しかった。
交代するやあんなにチャンスを演出するんだから、もっと長く中原を観たい!と言うか、見せろ!


試合後は当然?スタンドからブーイングの嵐。
わたしはブーイングはしないけれど、それでもまあ、ブーイングされてもしょうがない内容と結果でしょう。
はっきり言って、昇格を目指しているチームのやる試合じゃないよな、と思う。
うーん。
アフターJリーグショーを観て反省もしたけど、やっぱり今日は結果にもっとこだわって欲しかった。

ところで試合後に挨拶にまわってきた選手たちの中で、岡山は浴びせかけられる叱咤と野次に真剣な顔をして、うなずきながら耳を傾けていた。
危機感を持っているのは、きっとわたし達よりも選手のほうだと思うので、岡山やら直樹やら梁やらが中心となって、立て直してくれるだろうと期待しています。
といって、次の試合まであまり時間もないので、とりあえずは気を取り直して、鳥栖戦に臨んで欲しいですね。

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#23 水戸×ベガルタ仙台

今日の水戸戦はテレビ観戦。
スタメンは前節のメンバーから、FWの裕希が田中に代わった以外は一緒。


始まるや否や、早々にベガルタがCKを取り、なんと梁が直接得点を決めた。
その後もドリブルでボールをゴール前まで運ぼうとした田中がPA内でファウルされ、PKゲット。
これをまたもや梁が落ち着いて決め、前半もまだ19分だというのに、2-0というスコアに。
しかも、これだけでは終わらない。
その4分後には、中盤、水戸の選手からボールを奪い取った田村がそのままミドルシュート
ゴールまでは結構な距離があったにもかかわらず、ボールは回転せずにそのまま宙を切り裂き、ゴール右上隅に吸い込まれていった。
いやー、これはすごいシュートだった。
ゴールを決めた田村は満面の笑顔でベンチに走って行き、監督に抱きついていた。

このあと前半終了近くに、水戸に決定的な場面が訪れ、水戸の選手がシュートしたボールをゴール左側から走りこんできた別の選手が体ごと押し込もうとスライディング気味に行ったが、ボールはなんと置き去り。
そこをGKの林が慌ててボールの上に覆いかぶさり、奇跡的に失点せずに済んだ。
いやあ、ほんとうに奇跡的だったよ。


そんなこんなで、ここ数試合、ぜんぜん観られなかったほどの素晴らしい試合運びを観たわけなのだが、その後悪夢の後半がやって来た。
3-0といえば、普通はもう90%くらい勝利が決まったようなものである。
あとはボールをうまくキープしながら堅い守備網を敷き、その上で折を見て効果的なカウンター攻撃を仕掛ければよい。
と思うではないか。
それがなんと!
後半、3失点してしまったのだ。

個人的には前半から中盤が間延びするなあー、気になるなー
と思っていたのだが、大きくリードしていたし、それほど心配していたわけではなかった。
しかし、後半になると、なぜかいきなり水戸の攻撃を受けるだけのベガルタ
確かに時々カウンター攻撃をするものの、最後の精度がいまいち。
そしてその間にぼろぼろ失点してしまったのだ。
しかも、3点のうち2点に絡んだのだが、元ベガルタの選手だった村松
村松の成長は嬉しいけど・・・何も仙台戦で活躍せずとも。
と思いつつ試合を観ていると、中原と由紀彦を投入後、ベガルタのFKからゴール前でこぼれたボールを平瀬が押し込んで、再び仙台が勝ち越した。

結局これが決勝点となって、辛くも仙台が勝利を拾うことが出来たのだが、いやー、疲れる試合だった。
テレビ観戦でもあれほど疲れたのだから、現地の人たちはさぞや疲れたことだろう。


しかし・・・
披露の原因はシーソーゲームのような点の取り合いだけでなく、審判の判断基準があやふやなジャッジにもある。
今日の試合ではなんと両チームあわせて9枚ものイエローが出たのだ。
さすがにちょっと出しすぎだ。

それと監督の采配。
今日は勝ったからよかったようなものの、交代にはもうちょっと考える余地があるのじゃないだろうか。
後半、中盤の運動量が落ちたことで明らかに守備に皺寄せが起きていたし、それによって何度もピンチに陥っていた。
そのことをもう一度、監督には考えてもらいたいと思う。